昨晩あたりから大雨の熊本県地方

ですが、皆様いかがお過ごしですか？水の被害など無いでしょうか？くれぐれも、増水した河川や水が染み出している法面などに近づかないよう、ご注意願います。カフェ山猫軒の隣を流れる(といっても普段は水無川)川も、今までに見たこともないくらいの水量で轟音を立てております。コワイコワイ…。

ということで、この季節になりますとぱったりと客足の途絶えてしまう観光地・南阿蘇です。ご多分にもれず、当店も閑古鳥が泣いておりますっ(店主も泣いておりますっ ｳｳｯ(´・ω・｀))。本日はあまりの豪雨に、臨時休業になってしまいましたし…。 しばらくはガマン我慢の季節でしょうかね。

話は変わりまして。昨晩は、南阿蘇で不耕起栽培による稲作に励んでいる、友人の講演会に行って参りました。田んぼを耕さないということは、固い田んぼで作物が育つのかいな？と思われるかもしれませんが、一年中水を張ったままの田んぼで、農薬は使用せず、稲藁を細かくして田んぼに散布することなどによって、イトミミズなどの生物やアオミドロなどの藻や苔状の植物が育ちます。その排泄物などの有機物で、肥料を与えずとも稲が立派に育つし、田んぼの土も柔らかくなるなどの相乗効果があるらしいです。

とても理路整然と説明してくれたので、なんかめちゃくちゃ簡単に出来るような気がしてしまいましたが、もちろんいろんな苦労はあるのでしょう。とても楽しい講演でした。

その田んぼでは、最近この辺りでは見られなくなっていた「ヘイケボタル」が復活したそうです。単純に「無農薬だから」とか「清流で米作りしているから」というのではなく、複合的な要因で発生したようです。周りの田んぼには、ヘイケボタルは居ないそうなので。やはり自然ってのは不思議ですね。

今これを書いている時点では小降りになってきていますが、このゲリラ豪雨的な雨も不思議といえば不思議なのですが、雨に関しては普通が良いのになぁ…。