「建築日誌:キッチン」カテゴリーアーカイブ

珪藻土・レンジフード仮取付け

キッチンの取り付けが間近に迫っています。キッチン周りの仕上げのお話ですが、コンロの周囲はステンレス板(1.5mm厚)を貼る予定です。そして普通のキッチンですと上から下まで一体型のために後ろの壁は見えないのですが、うちのオーダーキッチンは足の部分の15cmほどは後ろの壁が見えるため、壁の仕上げとして珪藻土を塗ります。他の壁も、ほとんどは珪藻土を塗るつもり。その珪藻土建材が届きました。日本ケイソウド建材のエコクィーンです。NSRという粉末タイプで、色は白。左側のNGUというのは、下地処理用の材料です。作業としては鏝塗りしていくわけですね。はい、もちろん鏝塗りなんかしたことありません(笑)。何でも日々チャレンジです。最初は鏝は難しいかなと思い、ローラーで施工するホタテ貝の塗料、エコドマスパウダーを検討していましたが、塗り厚の差から(エコクィーンは2mm、エコドマスは0.5mm)調湿などの効果はエコクィーンの方が高かろうと思い、また材料費もさほど変わらないために、思い切ってエコクィーンにしてみました。でもエコドマスも一部(クローゼットや物入れなど、あまり目に付かないところ)で使います。このキッチン部分はキッチンの影となってほとんど見えないところですので、両者を並べて塗ってみて、性能や施工のしやすさの差を見てみたいと思います。キッチンに先行して、まずはレンジフードのみ取付けてもらいました。排気パイプの穴開け位置決めや、フードを取付ける下地の取付けもあるからです。レンジフードは吉川化成のHIN-02ST。今は養生のためにシールが貼ってありますが、美しいステンレスフードです。フードが付く面と、右サイドの面はステンレス板を壁に貼りますので、全体を見回してもすっきりとした感じになるでしょうね。11/7頃の納品日が楽しみです。

レンジフード

先日のキッチン契約日に散々悩み、吉川化成『HIN-01ST-0』をチョイスしたレンジフードですが、その後色んなキッチンの雑誌を読んでいて、同じ吉川の『HIN-02ST-0』(右写真)が美しく見えてきてしまい、変更依頼のメールを出しました。どうでしょう?対照的なデザインですが、どちらも美しい。でもHIN-02ST-0の方が、より一層ステンレスヘアライン仕上げの質感が良く出ている感じがして、色っぽいかな(笑)。わたくし素材フェチ(爆)なもので、素材感の良さに惹かれてしまいます。

オーダーキッチンを契約

本日、オーダーキッチンを契約してまいりました。肝心の価格ですが、結局136万円に消費税。食洗機に関しては、こちらで別途購入して支給すると言うことで、合計約150万円くらいでしょうか。KES躯体の次ぎに高い買い物となってしまいました・・・。さて、I型キッチンのイメージ図をご覧頂きましょう。幅2700mm、天板高が850mm。中央に松下製45cmサイズの食洗機(NP-P45V1PS)をビルトイン。キッチン下部は、ゴキブリのことや掃除のしやすさなど衛生面を考え、パイプ足を使用し空間を設けてあります。まな板トレーや調味料トレーも完備。カトラリートレー内には、ナイフブロックもつきます。西側の壁にこのI型キッチンを設置し、通路幅1500mmほどを空けた部屋の中央部分に、アイランドの作業台兼ダイニングテーブル(1800*1000)も設置します。下部は食器収納用の引き出しがつきます。簡単な食事はこのテーブルの上で。趣味でやっている蕎麦打ちなども出来る広さです。引き出しの幕板は、フィンランドバーチ積層合板。水に強い接着剤を使用しているため、耐久性も安心です。ナチュラルにシンプルに、バーチの素材感を生かして、表面はウレタン塗装のみの予定。I型とアイランド、両方の天板に使用するのが、竹の集成材です。竹は膨張率・収縮率が低く、変形の少ない素材のため、定規に使われたりしていましたね。また強度や粘りがあって、木よりも優れた耐久性・機能性を持っているそうです。表面にはウレタン塗装を施されているため、手触りもなめらか。見た感じは、今までのキッチン素材である大理石やステンレスとは全く違う、オリエンタルモダンとでも言うような不思議なあたたかい感じとなります。レンジフード(換気扇)も、色々と悩みました。なかなか格好の良いデザインの物がないのですが、これは!と思うようなデザインに出会うと、やたらと高価だったりします。最初はアリアフィーナを検討していたのですが、価格改定があったりして予算オーバーに。そこで見つけたのが、吉川化成のレンジフードです。ヨーロピアンデザインの商品の中では、もっとも安価な部類に入ります。この中から選ぶのにも悩みましたが、結局HIN-01ST-0をチョイスしました。最終的な仕上がりイメージは、右写真のような感じになると思われます。いかがです?あまり見たことのない印象でしょ?まあ変わり者である(爆)我々夫婦にはマッチした、個性的なキッチンになることでしょう。

キッチンは大詰め

地元の小さな会社にフルオーダーでお願いしているキッチンの方ですが、もう打ち合わせも大詰めを迎えております。天板が竹という珍しいキッチンで、竹素材は他にドイツのBulthaupにあるとかないとか。引き出しのレール類などは、すべてハーフェレを使用しており、なかなかの質感と使い心地のようでしたし、水栓はグローエのゼドラ(右写真)を、ガスコンロはロジェールTDS-64RB+トップカバーを指定し、食洗機もビルトイン。社長さんの人柄にも好感を得ていたために、他のメーカーを検討する気もなく、お任せのつもりでおりました。ところが、最終見積として出されてきた金額を見て、びっくり。当初「予算は100万くらいです」と明言しておいたにもかかわらず、200万円を超える見積が出てきたんです。ちょっとちょっと、って感じで、「この金額じゃあサヨナラですねー」と申し上げると、「いやちょっと待って下さい」と言ってごにょごにょしたあと、「税抜き135万でどうでしょう」と来たもんだ。思い返してみると、実はあまり人の話を聞いていなかったのではという疑問が湧いてきました(^_^;;。人当たりは良いし誠実な感じは受けるけれど、実はお客のニーズと向き合っていたと言うより、自分の理想を追いかけていたのかな?それと、この方もメールに返事をくれないんだよね・・・。ということで、ちょっと引いてしまいました。それに、いきなりそんなに金額下げられるならば、最初からそう見積もってくれよ~。明日またお会いしてきますが、一応そこで契約はするつもりです。なんだかんだ言っても努力はしてくれているし、I型+アイランドの作業台という構成ならば、そんなに安く上がるわけはないとも思っているので。それに、他のメーカーの商品にはあまり魅力を感じないし。あと気になるのは、そんなに急に値段を下げた分は、一体どこから削るのだろうと言うこと。仕上げを手抜きしたりしてくれないと良いんだけど、と思ってます。後日談: 値段を下げたのは、社運を賭けたキッチン事業のため、多少の利益を削ってもぜひ納入したいという意思の表れのようでした。決して暴利を貪っていたわけでは無い模様。結局、私たちも気持ちよく契約できましたので、完成・納入が楽しみです。9月末頃納入の予定。おっと、それまでに私がちゃんとキッチン周りの施工を終わらせなければ・・・(汗)。