大変お久しぶりです(汗)さて、全然更新がなかったということは、全然進んでいないと言うことです(苦笑)。水盛遣り方ですが、報告しているように途中まではやりました。ですが、挫折しました。何故か?やはり五角形を正確に出すのが大変難しいのです。私の技術レベルの問題でしょうが、全然思ったように行きません。とかいっているうちに、嫁さんの里帰りをしたり、梅雨が来て作業できなかったり(なんと言っても8月まで梅雨のようなもんでしたから)、かと思うと異常な暑さだったり・・・。で、暇とやる気を失っていたのもあります(^^;;。また、9月には引けるはずだった仮設電気の方も、現在でもとんと音沙汰がありません。ということで、期待して見ている方にはごめんなさい。まだ全然進んでませんm(_ _)m。それと、ドームハウスの予定も変更するかもしれません。土地の形と合わせた間取りを色々と考えていると、ドームハウスは凄く無駄が多いことに気付きました。L字またはT字形の普通のツーバーフォー住宅(平屋)を建てる方が、うちの土地の形や暮らし方には合っているようです。もう一度検討し直すことが必要のようです・・・。
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水盛遣り方
まずは基礎を作るためには、正確な寸法と水平を測らねばなりません。この作業全般を「水盛遣り方」といいます。まず五角形部分の寸法・水平を出します。どうやって正確な五角形を描くか?色々頭を悩ませましたが、二本立てで行くことにしました。最初に五角形の各頂点が外接する円を描きます。中心点を設定し、ネジを打ち込み、そこに水糸を結びつけてからコンパスの要領で円を描きました。次に108°の角度を持った、特製特大定規を作ります。材木を108°の角度に重ね合わせ、木ねじで留めていきます。五角形各辺の実寸の長さを持った定規を外接円に合わせ、一気に五つの頂点と各辺を描きました。この角度を正確に出すときに重宝するのが、BOSCH製のデジタル角度計。なぜか日本では販売されていないため輸入に頼るしかありませんが、複雑な角度の三角形を組み合わせるドームハウスでは、大きな戦力となってくれそうです。五角形が書けたら、各頂点や各辺に水杭をを打ち込みます。この水杭に、水平を測定してマーキングします。その水平を測定する作業を「水盛」といいます。水盛は、水を入れた透明のビニールホース(水盛管)を使います。気泡が入らないように注意して水を入れたビニールホースを用意し、五角形の中心部に基準杭を立て、そこにホースの一方を固定、基準高さとなるラインを基準杭に描きます。ホースのもう一方を水杭に合わせ、水面の高さが基準杭のラインと合ったときに、水位を各水杭に写していきます。文字通り「水平」を保つ水の性質を利用して、各水杭に同じ基準高さのラインを描き写すことが出来ました。念のため水準器で各マーキングが本当に水平かを確認して、水盛終了です。各水杭の水平ラインを、水抜で結びます。水抜は、基礎の上面(上端=うわば)の印となる板を水杭に直角に打ち付けていくことです。金槌で釘を打ち付けていくのはしんどいので、電動インパクトドライバでネジ止めしていくのが早くて楽です。インパクトドライバ、こんなに便利なものだとは思っていませんでした。かなり高価な商品を買ったのですが、こんなに便利なら元は取れそうな気がします。五角形の形に、ぐるりと水抜を打ち終えました。水準器で水平を確かめ完了です。雨が降りそうな雲行きと、もう時間も遅くなってきたので、今日はこれで上がりです。
小屋建設開始
本番ドームの練習を兼ねた、正二十面体(実際は床面を一枚の板にするために、十五面体プラス床)小屋の建設を始めます。これで練習し技術を磨き、自信を付けた暁に本番へ望むことになります。本番ドーム建設時の、寝泊まりや工具保管場所にもなります。また、本宅ドームが完成し引っ越してきたときには、ホームシアターとして活用するつもりです。まずは基礎の図面から。基礎も自分でやっつけるつもりなので、簡単な独立基礎を採用します。ただ強度は欲しいので、土台を支えるメインの基礎は直径200mmのボイド管。配筋・コンクリート打ちします。大引の支えや補助的な基礎は、市販の羽子板つき束石を使います。図面はCADソフトではなくアドビイラストレーターで書いたんでイマイチですが(^^;;、まあ雰囲気はわかるでしょう。束石の向きがいい加減だったりしますが。
ペーパーモデル
正二十面体ドームのペーパーモデルを作ってみました。立体物を手にしてみると、なかなか面白い空間であることが、より一層実感できますね。また上からぐいぐい押さえてみてもかなりの強度を持っており(ケント紙を使用して作成)、三角形から成るジオデシックドームの、構造的優位さも感じることが出来ます。
練習用のミニドーム
練習用のミニドーム、これなんかもいいかも。もちろん実際は壁パネルを張りますが、パネルの枚数も少ない(15枚+床)ので、キットを使わないでも自分でパネルの切り出しが出来そう。3650mm のツーバイ材と2440×1220の合板をつかって、一辺3500mmの正三角形を15枚組み合わせていくと、床面積約13畳(21.07平米)の五角形床の建物が出来ます。天井高も4.8mほどあるので、使い勝手は良さそう。まずはこいつで技術を身につける、かな。