「建築日誌:軒天」カテゴリーアーカイブ

南側軒天張り完了!

昨日あと一列を残して終わらすことが出来なかった軒天ですが、ようやく完成させました。パチパチ。最後の一列は換気口の溝に収めるために面倒臭く、結構時間がかかりました。目透かしで張っていたものの、軒の出が一定の幅になっていないのか?材料の幅が一定でないのか?最後は等幅になっておらず、どうやって収めるか悩みまくりました。目透かしの幅もぐちゃぐちゃになってしまいましたが、まあ仕方がない。でも完成した感じはなかなか!良い感じに仕上がったと思います。ご覧の通り木目がまだはっきりと見えているし、もうちょっと白く仕上げた方がよいと思ったので、何回か再塗装します。ようやくこれで、北側をのぞく3面は一応の外観完成を見ました。細かい作業は残っていますが(コーキングや一部の仕上げなど)、ウッドデッキやベランダをのぞけばこのままの外観になります。ほとんど思っていたとおりに出来たかなと思っています。この調子で早く北側も、そして室内も思い通りに仕上げたいなぁ。

南側軒天張り

朝からは、トイレ部分の間仕切り壁を作りながら嫁さんの到着を待ちました。二人揃ってから、先日から先行して塗っていた軒天材を、南側より張り始めました。軒天ですが、破風(正確に言うと鼻隠し)には溝が掘ってあり、そこに軒天材を突っ込んでから釘で留めていきます。まずはその溝に収まるように、軒天材をトリマーで加工します。溝に合うように加工出来たら、垂木に釘留めしていきました。東西方向に10m以上ありますので、とても1枚板ではまかない切れません。相じゃくり加工の杉板ですので、隣の板との間には隙間を空けて、目透かしで張っていきます。均等に間隔を空けて行くには、板と板の間の部分に欲しい間隔分の太さをもった釘を仮に打っておいて、その釘に押し当てながら張っていくと上手く行きます。白い塗装をした板は、張っている間に付いた汚れがどうしても目立ってしまいます。色も白というよりはピンクっぽく見えてしまい(赤み勝ちな材ですから仕方がない)、あと何回かは塗り重ねないとダメのようです。昨日下ろしたユンボの代金を支払いに、お隣Hさんの所に行ったところ、思わぬ歓待を受けてしまって(揚げたての天ぷらや、よく油が落ちてサクサクの鶏皮串など。ご馳走様でした)作業自体はあんまり進みませんでした(言い訳)。成果は南側の半分です。この作業は一人では出来ないので、嫁さんが来られた日に集中してやらねばなりません。早く足場は外したいけど、まだまだ作業は山積みです。

軒天材塗装

今日は好天だったのと、東京芸大に行っているホルンの後輩であるH少年が帰省していて、手伝ってくれると言うことだったので、軒天の材料を塗装することにしました。軒天に使うのは、秋田杉の相じゃくり材13mm厚。幅は165mmもあり、基本的に源平(心材と辺材混じり)で赤み勝ちなので(真っ白けっけ辺材オンリーの板もたまにある)、屋外で使うにも悪くない材料だと思います。何より、まず安いことで購入しました。塗料は、今回は大谷塗料製のVATON(バトン)のホワイトを使用しました。ヤフオクで16L缶を15,700円にて購入。塗った感じですが、非常に粘度が低くて良く伸びます。臭いもほとんど感じない程度で、キシラデコールよりも塗りやすいです。艶はほとんど無く、木目を塗り潰してしまうこともなくて好印象です。屋内の塗装用にも使えるそうです。耐候性はもちろんまだ分かりませんが、結構気に入りました。ただし、防虫・防腐効果は無いそうです。黙々と塗ってくれている、H少年です(^^)。よく働いてくれました。どうもありがとう!ギャラが昼飯だけで申し訳ない。VATONですが、屋外用塗装の場合は2度塗り推奨のようです。今回は、裏面への1回塗りと、表面への1回目の塗りを施しました。表面には、塗りムラを無くすためにも後日もう1回塗ろうと思っています。刷毛は、我が家の定番(笑)、100円ショップのものを使いましたが、多少毛が抜けやすい気はしますが、問題ないと思いました。1度塗りが終わった表面の様子です。この調子で、55枚の材料を塗装しました。軒天に必要なのは75枚程度ですので、もう2日ほどもあれば塗装は出来るでしょう。軒天に張ったあとで塗る手もあるのですが、今回の杉材はどうも乾燥が不十分であったよう(張ったあとで塗った場合、乾燥時に収縮した場合に隙間が透いて、未塗装部分が見えてくることがある)なのと、VATONは粘度が低く垂れやすいと思われるので、事前に塗る方が正解だと思いました。少しだけ残ってしまっている外壁材もそうなのですが、この軒天材も早く張ってしまいたいです。