ハンガリーは、以前はご存知のように共産主義国で、民主化されてからは10年ちょっと。ちょうど今高度成長期のようなもので、いたるところに新しい建物が出来ています。これもその工事現場の一つ。楽団のマネージャーでもある私は、事前の打ち合わせも含めて3回ブダペストに足を運んだのですが、その度に違う工事をやっていました。成長著しい!(物価上昇も著しい!!)。しかし、石造りの古い建物ももちろん多く存在し、長く使われています。この映画館も相当古そうな感じ。ちょうど David Lynch 監督の『マルホランドドライブ』をやっていました(観たかった)。最新の大規模ショッピングセンターには、ちゃんとシネコンもありました。料金は500円ちょっと(安い!)。こちらはヴァーツィー通りのオープンパブ。こっちの人達は、夏場のオープンスペースが大好き。ちょっと天気が良くなると、すぐに外のカフェやパブでおしゃべりしています。やたらと真っ赤に日焼けしている人もいたなあ。やはり寒さが厳しい地方なので、太陽は恋しいようです。しかしおばちゃんたち、立派な体格してますね・・・。ということでちょっとだけでしたが、旅行の写真をご紹介しました。最後は、「演奏旅行記なのに演奏に関して何も書いてないやんけ!」という突っ込みにお応えしまして、演奏旅行を供にしてくれた、愛器クルスペ“ミラノモデル”をご紹介して締めたいと思います。ご覧頂きありがとうございました。Instruments : Ed. Kruspe "Modell Milano" F/Bb Full Double, Gold Brass, ca.1950 with JK W1DK
日別アーカイブ: 2002年5月10日
写真で綴る欧州演奏旅行記 その2
これもまた最初の一枚と同じ、ケルントナー通り近く。しかしリバーサルフィルムで撮ると、青空はなんて深くて濃い青色になるんだろう!やはりツァイスレンズ T* の威力もあるのかな。ナッシュマルクト(市場)の八百屋さん。おばちゃんがこっちを見てたんだけど、この写真の大きさじゃ、表情なんも分からん・・・。それと14bitでスキャンしたときは美味しそうな果物の色だったんだけど、掲載するために8bitに変換したらやたらと不味そうな色になってしまった・・・。ナッシュマルクト、やたらと活気があって楽しい場所でした。色々買い込んだし。日本人観光客と出会わなかったのもGood!。カバブー美味かった。他に戦利品は、OPELの帽子、バイエルンミュンヘンのユニホーム(これまたOPELマーク入り)。私はOPEL Zafira乗りなのだ。ウィーンの次の訪問地は、ハンガリーはブダペスト。『東欧の真珠』と呼ばれる美しい都市で、歴史ある建造物が素晴らしかった。また、前日に続きブダペストの観光一日目も快晴で、やはり暑かった(湿気が少ないので凌ぎやすいけど)。この写真は、市民公園にある農業博物館。公園といっても、日本のものとはスケールが全然違います。ブダペストといえば温泉が有名です。このセーチェニ温泉は、同じく市民公園の中に建っている、由緒ある温泉。日本の温泉センターとはだいぶ違う。一度くらいは入浴してみたかったかなぁ~。
写真で綴る欧州演奏旅行記 その1
2002年4月29日より5月7日まで、熊本交響楽団のヨーロッパ公演にて、欧州演奏旅行をしてまいりました。旅行記は、もう嫁のともさんが書いてしまったので、私は、最近凝っている写真を中心に、気ままに文章を書いてみます。凝っているといっても大した機材は持っていないんですが、この旅行記で使った分について紹介。★カメラ:Yashica T4 Super D(京セラ T Proof のアメリカバージョン)・・・35mmF3.5の変哲ないコンパクトカメラ。ただし Carl Zeiss T* Tessar レンズを奢っているのが特徴。ネット上では密かに人気がある。Yahoo!オークションで、中古を17,500円で落札した。★フィルム:フジフィルム Provia 100F・・・言わずと知れた、超微粒子リバーサルフィルム。★フィルムスキャナ:Nikon Super Cool Scan 4000ED・・・カメラよりもずっと高いスキャナ。しかしその分、性能は最高。まず最初の写真は、旅程からすると前後していますが、ウィーンのケルントナー通り近くの広場で撮った、青い空と町並み。この期間、日本はそう良い天気ではなかったようですが、ヨーロッパでは数日間素晴らしい天気に恵まれた日も有りました。その快晴の日のスナップ。しかしウィーンは暑かった。暑さには慣れている熊本人の我々が、口々に「暑い~~~」と連発してましたから。(でもね、やっぱり帰ってきた日本はもっと蒸し暑かったのよ。)まず到着したのは、熊本市と姉妹都市である、ドイツはハイデルベルク市。姉妹都市締結10周年記念での公演な訳です。ハイデルベルクは人口10万ほどの小さな町で、その分、昔ながらのドイツの街並みの面影を色濃く残しているのではないでしょうか(市でもそれを意識してか、景観条例などでそぐわない建造物をうるさく規制している。マクドナルドがマクドナルドに見えない!)。あいにくとやや小雨のぱらつく日でしたが、裏道へ入ると落ち着いた良い雰囲気に出会えました。ヨーロッパでもよく見かけたのが、『落書き』。これは日本と全く同じ。この写真には広告が写っているけど、ドイツは全般的に広告が少ない。また電子音などの騒音が無い。これに対してハンガリーはやや日本的。広告がやたらと多いし、電子音も耳についた。ウィーンの滞在時間は24時間以下!もう駆け足の観光で、しかも夜には国立歌劇場でオペラまで観た(ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」)ものだから、時間切れで行けなくて残念なところがたくさんあった。でもまずはこれ。聖シュテファン寺院を押さえないわけにはいかないでしょう。しかしいやー、デカイ。う~ん、やはり35mmじゃ画角的に辛かったなあ・・・。