煙突から左右に伸びているのが、ルーフブレースです。「煙突の屋根よりの高さが1.5mを超える場合に必要」ということで、ウチの場合は1.3m程なので要らないらしいんですが、「台風の国ですので」とカナダの業者さんが念のために送ってくれました。だ~がしかしっ!これ無いと煙突ガタガタグラグラですっ!恐ろしくって、ブレース無しでなんか取り付け出来ませんよ!ということで、必須だと思います、ハイ。前項の輪っか状のパーツを煙突の少なくとも3分の2より上に取付け、そこから2本のブレースを角度90度に開き、水平の角度は45度以下にならないように取付ける、とマニュアルにはあります。一応水準器で開き角度を見ながら、ビスで固定出来る屋根垂木の部分にブレースの先端が合うよう調整していきます。もちろん、煙突が垂直に立っているかどうかも確認します。ブレース先端には2個穴が開いており、そこにビスを通して固定するようになっていたのですが、垂木の幅に対して2個ビスを留めるのは無理があったため、新たに中心部に1個穴を開けて、各ブレースに100mm長のコーチボルト1本を使って垂木に固定しました。ボルト周りには大目にシリコンコーキングをして、ビス穴からの雨水浸入を防ぎます。ルーフフラッシングの直上にストームカラーという雨よけを取付け、ここにも充分にコーキングします。とにかく、雨漏り対策は入念に。煙突の先端にレインキャップを取付けて、煙突工事は完了です!板金屋さんに手伝ってもらえたおかげで、不安無く雨対策が出来たと思います。九州に多い大型の台風が来たら・・・と考えると、煙突の取付け強度にはもっと念には念を入れた方が?という気もしますが、自分で取り付けしたんだから、吹っ飛んでも納得出来ますよね(笑)。今回の煙突工事で完了したのは、あくまで屋根の付近から上部だけ。今後、室内の足場を取り外してから、炉台作り、ストーブ後方の不燃壁作りをしなければなりません。それからやっと、ストーブの設置と、室内煙突と今回の煙突の接続ができて、ようやくストーブ一式の完成となります。この分じゃストーブが稼働するのは、ずっとずっと先の話ですね~って、どうせこれから迎える夏にはストーブ要らないけどね。屋根の上に出現した、断熱二重煙突の勇姿をご覧下さい。かっちょいい~、立派~っ!(自画自賛)。板金屋さんには、同時に雨樋の工事もお願いしました。ナショナルのアイアン雨とい、色はしんちゃを取付けてもらいました。外壁にも、破風にも良く合う色で、選んで正解だったと思います。雨水タンクを取付けて、畑の水撒き分は賄おうと思っています。外観は、さらに家らしくなってきたなぁ~。
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煙突&雨樋工事のはずが・・・
まだ連休のダラダラから抜け出ていないのですが(汗)、今日は朝から板金屋さんが来て、煙突取り付けのための屋根工事と、雨樋の取り付け工事をやる・・・はずでした。ところが・・・。8時半に私たちが到着すると、すでに板金屋さん達は到着していました。早い!早速屋根に登って打ち合わせ。まずは、事前に決めておいた煙突位置の中心に合わせて、屋根にドリルで穴を空けました。う~ん、雨から家を守ってくれている屋根に穴を空けるとは、複雑な気分・・・(^^;;。煙突は、屋根垂木を1本カットして取付けます。煙突を支えるために、「スクウェアサポート」という長方体の金属パーツが屋根部分を貫通しますので、穴開けはそれに合わせて10inch(254mm)の正方形に(細かく言うと、屋根勾配があるためにやや長方形になりますけど)。雨の流れを考慮すると、現在の2枚のガルバリウム鋼板を繋いだ形では、煙突より下の部分で雨が浸入しやすくなるため、煙突より下の側だけ幅広の板1枚に変更するそうです。そのため、瓦棒葺きのキャップ部分を外しています。私は室内側から、スクウェアサポートが通る部分の垂木をカットしています。電動丸ノコではやり難いので、手ノコです。と、ここまでの作業を9時半くらいまでやっていたところ、雨が降り出しました!予報では今日の夜まではなんとかもちそうな感じだったのに・・・。雨脚が強くなり始め、西側の空が真っ黒になってきたために作業を中断。とりあえず屋根の開口した部分に雨養生をしてから、しばらくお茶を飲みながら待っていたものの、どうも止む気配がないと思われたし、熊本市では晴れていると言うことで、ボーっとここで待っているよりも市内の他現場での作業をしていただいた方が良いかなと考えて、今日は作業を中止することに決めました。ところがっ!11時過ぎからは晴れ始めて、午後は快晴!!オーマイガッ!もうちょっと待てば良かった・・・。板金屋さんに帰っていただいたあと、午前中には垂木部分の補強加工が出来ました。写真を拡大して見ると、開口部分は記してあるのが分かると思います。断熱二重煙突が通っているときのスクウェアサポートと可燃材との間には、1inch(2.54cm)の間隔を開けるように指示されているので、大体3cmほど開くように作ってあります。スクウェアサポート内で断熱二重煙突とサポートとは50mmの間隔が開くよう設計されているので、実際は煙突と可燃材との間隔は80mm以上です。間隔を開けても、可燃材と直ぐに隣り合うのは気持ち悪いので、仕様書には明記されていませんが、ケイカル板を張り付けます。この仕様書というのはカナダの仕様なのですが、日本での仕様(建築基準法)はもっと厳しいらしく、可燃材との間隔は150mm開けることとなっています。カナダの仕様で問題ないようなので、日本の法律は無視しちゃってます(^^;;。
煙突・雨樋打ち合わせ
板金屋さんに来て頂き、煙突と雨樋の取り付けについて打ち合わせをしました。まずは雨樋。「ナショナル アイアン雨とい シビルスケア」の数種類の色サンプルを持ってきてくれたので、取付け部分に実際に合わせてみて、屋根材・破風・壁の色との具合を見てみた結果、茶色(しんちゃ)にすることにしました。大屋根の排水側となる南側は、大きめのPC77。竪樋は75。北側の下屋は、面積もそんなに広くないので、PC50。竪樋は60。雨樋は自分で取付けても良いかなと思っていましたが、後述する煙突の取り付けで板金屋さんに来てもらうし、早く足場は取り外したいので、このまま板金屋さんにお願いすることにします。次に煙突の打ち合わせ。カナダから届いた煙突セットに含まれている材料とにらめっこしながら、雨漏りのしない取付け方法を考えて頂きました。方法はちょっと分かりにくい話で、私もよく理解出来なかったのですが(苦笑)、うまいやりかたを考えて頂けました(ようです?)。午後からは、天気も良いので久しぶりに薪をいただきに行きました。以前木をわけていただいた敷地内に、まだ数本のクヌギやカエデを切り倒しておいて頂いたので、ようやく重い腰を上げて取りに行ったという次第。3時間くらいで、クヌギが軽トラ1杯ちょっとと、カエデが軽トラ2杯程持って帰ることが出来ました。カエデはもう少し残っています。しかしカエデは切りにくい?クヌギに比べて、すぐにチェーンソーが切れなくなってしまうような気がします。う~ん。
乾燥薪届く
午前中は、熊本での仕事で昨晩からうちに泊まっていた師匠とともに現地入りして、薪割りをしてもらいました。最初は恐る恐る、へっぴり腰で、お世辞にも上手ではなかったのですが(笑)、終わり頃には結構上手になっていました。さすが道を究めた人、飲み込みが早いですね。午後には★薪薪Shop★さんが、ご家族総出で配達にいらっしゃいました。綺麗な奥さんと可愛いお嬢ちゃん、挨拶もきちんと出来る坊やと一緒に現れたNさんは、思っていたよりもお若くて快活な方。このblogをご覧頂いていたようで、家を見ることを楽しみにして頂いていたとのこと。どうも光栄です(^^;;。立派なカシの薪2トン分、4号の4分の3ほどの量となりました。4号の収納量は大したものです。4号は、ご覧のように前後2列に収納出来るようになっており、それで収納量が多くなっています。本当は1列の方が乾燥などには良いのでしょうけど、コストのかかる単管パイプをそうそう多くも設置出来ないもので。★薪薪Shop★さんの持ってきてくれたカシは、堅くて重く、やはり最高の部類に入る薪素材ですね。製材機でカットしてあるために、カット面が綺麗なところは賛否両論あるかもしれませんけど。乾燥具合も良いようです。早く燃やしてみたいのですが、ストーブの設置はいつになるのやら(苦笑)。Nさんたちが帰られたあとは、あまりにも寒いために天井の断熱材入れをしました。ここ数日で急に寒くなっており、もう10℃無いくらい。寒くてたまりません。真っ暗になるまでやりましたので、全体の8割くらいは出来たでしょうか。でもまだ寒いよ~。
薪小屋4号準備
明日の土曜日に、あさぎり町の薪業者『★薪薪Shop★』さんから乾燥薪2トンが届けられますので、単管パイプを利用した薪小屋4号を設営しました。先日仮組みしていたのですが、ちょっと出来が悪い部分などを手直しし、まあまあ満足出来るものとなりました。さて、明日薪が届いて並べたときには、どんな感じになりますやら。その後は細かな防水テープ貼りのみで、用事もあったので早々に帰りました。ちょっとダレているかな~。