「建築日誌:内壁」カテゴリーアーカイブ

オーディオスペース左官仕上がりの様子

オーディオスペースの仕上がりは、こんな感じになりました。ゴチャゴチャしていて汚いですが・・・(^^;;。エコクィーン粉末タイプのうち、NZという顆粒の入ったタイプの中からもっとも色の濃い7NSをチョイスしたのですが、サンプル色見本を見たときには「ちょっと赤味が強いのかな?」と思っていましたが、実際には周りとマッチした色で良い感じになりました。クシ目引き仕上げのアップです。この写っている部分は、特に上手くできたところです(笑)。やはりムラが出来たところも多々ありますが、全体的には良い味が出たと思いました。ほぼ乾いた状態では、軽く触ってみてもポロポロ落ちたりすることはないようです。標準施工厚の2mmよりは随分と分厚く塗ったので、調湿効果や音の反射・拡散などの効果を、より高く発揮してくれると良いなと期待しています。

網戸付く! 左官作業再開

最近は二人して山猫軒に泊まり込んでいることが多いのですが、網戸がないために、夜は窓を閉め切って寝ています。でないと蚊の猛攻撃に遭いますから・・・。でもやはり寝苦しいため、大工仕事もほとんど終わったことだしもう大丈夫だろうと(大工仕事をやっていて長尺の材料を取り回したりしていると、せっかくの網戸を破ってしまったりする)、サッシ屋さんに依頼して網戸を取り付けてもらいました。ガラスの入ったサッシを持ってきたときと違い、今回は軽トラ1台に全ての(一部抜けていたものはあるけれど)網戸を搭載して、一人でやって来られました。網戸の取り付けは、引き違い戸に関しては・・・早い!取り付け3秒、調整30秒と言った感じ。1階掃き出し窓は特注品で、高さが2400mmあるため、「ひょっとしたら強度的に必要になって、網戸の方には中桟が入るのかな?」と思っていましたが、途中に視界を遮る桟のない網戸を持ってきてくれました。押し出し窓には、ロール式の網戸が付きます。これは取り付けに数分はかかりますし、まだ取り付けられない部分もある(枠の周りにプラスターを回して珪藻土塗りの部分で、まだ塗り終わっていない窓)ので、取り付け方を教えてもらいました。左官作業が終わってから、残りの部分は自分で取り付けます。このロール網戸はとても合理的に設計されており、良くできているなあと感心しました。網戸が付いた印象。ちょっと暗くなった(笑)。でも中桟もないし、視界もほとんど変わることなく、とにかく虫が入ってこないのはイイ。これで快適に涼しく過ごせますです。押し入れの建具作りを先送りにしたので、最後に残された左官作業に取り掛かりました。久しぶりに左官です。まずは頑張って下地塗りを数こなし、コテ使いを思い出しました。1日で6面ほど塗れました。平米数にして、20平米くらいでしょうか。今回は、何度か作業を見せて頂いた左官M氏のコテ使いをイメージしながら(^^;;やってみました。というのは、今までコテを動かす方向は一方向にしていたのですが、M氏は割と上下左右に撫で付ける感じでやられていました。それを真似してみたところ、以前よりも材料がボタボタと下に落ちるものの(猛爆)、平滑に塗れているかどうかの感覚を、コテ表面から得やすくなったような感じがしました。スピードも、一方向に塗る場合は、塗った後にコテを元の場所まで引き戻す時間が必要ですが、撫で付けていればどちらに動かしている間も塗っていることになるわけなので、当然早くなります。この新しい撫で付けた塗り方でざーっと塗ってから、最後はやはり表面をきれいに均すため、一方向に動かして仕上げるというのが良いようです。二日目は、オーディオスペース両サイドの壁を塗りました。今までよりも色の濃い材料を使い、クシ目ゴテでクシ引き目を付けた仕上げにしてみました。仕上げの材料は、下塗り材よりも厚みを付けて塗るため、大量に塗らなければならないのです。そのため今までは、どうしても塗りスピードの遅さから最後あたりで材料が乾き始め、仕上がりが汚くなっていました。今回は前述の『M塗り』(なんじゃそりゃ^^;;)採用でスピードが上がったためか、それともクシ引き仕上げのためか、とても良いスピード感で仕上げることが出来ました。

プロの技

先日も書いた、プロ左官のMさんが来て下さって、あーちゃんハウスと山猫軒の壁塗りをしてくれました。まずはあーちゃんハウス。ここは、他の壁が全てクロス貼りなので、少し違ったテイストとなるように、ややゴツゴツとした感じの土壁を塗ることになりました。以前の体験会でやった、木ゴテ引きずりの後に軽く表面を均すやり方なんかいいなと。ということで、下塗りをやって頂いています。山猫軒の方は、下塗りと中塗りをやって頂きました。私がいつも使っている珪藻土の塗り厚は3mmほどなのですが、今回の土壁磨き仕上げは塗り厚が10数ミリくらいある?かなり分厚く重厚な下・中塗りで、これだけでも充分な風格があります。下塗りはガラスファイバー入りの石膏塗り。中塗りは石灰入りの土(だったと思う)。下・中塗りとも、最後にクシ目やハケ目を付けて、接着力が上がるようにされていました。下塗りが乾いたら、最後の仕上げ塗りになるそうです。しかし手早い仕事です。さすがはプロ。作ってきて頂いたサンプル。右は我が家の庭先で取れた粘土そのままだそうです。いやぁ、本当にそこらへんの粘土で出来るんですね、土壁って。左は表面に紅殻を使って赤く着色した仕上げ。今回はこの左のサンプルのように仕上げて頂くことにしました。簡易「大津磨き」といった感じらしいです。表面はツルツルツヤツヤです。プロの技で仕上げて頂く、ワンポイントの壁。他の壁は素人の私が珪藻土でセコセコ塗るのですが、一個所だけこのようにプロの方にお願いします。さあどのような仕上がりになるのか楽しみです(^^)。他の作業は、収納部と廊下の天井張り、そして収納部の壁板張りなどを行いました。天井は押し入れの上とオーディオ上を除けば終わりました。壁板張りもあと少しだけ、階段下の収納部を残すのみ。もうちょっとです。

オーディオスペース壁板張り完了

オーディオスペース壁の板張り、完了しました。予定通り、ボンボン振動しないしっかりとした壁になりました。なんせ、ロックウール断熱(防音)材75mm厚を入れた間柱に、遮音シート1mm厚+石膏ボード12.5mm厚+メープル羽目板(フローリング材)15mm厚木工用ボンド貼付け、合計28.5mmの厚さの壁ですから。以前も書きましたが、メープルを採用したのはヴァイオリンの響板(裏板)に使われている、響きの良い材料なためです。床も同じ材料のメープル無垢板張り。また天井は、フラッターエコーのおきにくい傾斜天井としており、これまたヴァイオリンの表板に使われるスプルースの無垢羽目板(12mm厚)張りとしています。試しに棚板を仮置きして、CDとDVDを並べてみました。良い感じです。実際の棚板の奥行きは、もう少し浅くなります。並んでいるソフトの内容で、趣味が知れますね(^^;;。相当数ストックしてあるソフト類(LP、LD、DVD、CD、VHS、β^^;が、この棚で全て並んでしまうことを祈ります。壁を着色するかどうか悩んだのですが、やはり塗ってみました。バトンのウォルナット色です。ウェスで拭き取り仕上げ1回塗りにしてみましたが、濃すぎず薄すぎず良い感じとなりましたので、これで行こうと思います。他に作業は、玄関のウレタン塗装を行いました。3度塗りが必要なので、写真は3回塗れたあとで。でも予想通りというか、予想以上に良い感じに仕上がってくれそうです。とても高級な感じになってます。というかバブリーな感じ?(笑)。また、先日器季屋さんで指導してくれた左官のMさんが来て下さり、一部の壁を塗って頂けることになりました。素人施工の壁の中にプロの技が・・・差がついちゃいます(苦笑)。でもM氏の技術とセンスで、素晴らしい壁になるのではないかと楽しみです。その塗って頂く部分の下地作りは、私もともさんも一等気合いが入り、曰く「人生最高の出来」(笑)な下地となりました。いや、いつももっと気合い入れてつくりゃあいいんだけどね・・・。

オーディオスペース壁板張り

ともさんが頑張って、洗面所のボード張りは終わりました。ここも入り口周りは石膏ボードを回してコストダウン。 ただし珪藻土塗りの難度は上がります・・・。配電盤の裏は、配線類にアクセスしやすいように大きく開口しています。早く全ての配線を終えて、家中に明りを付けたい!私は昨日に続いて玄関周り。見切りを回すために柱を切り欠いて準備。随分とノミ使いにも慣れてきましたが、やはり100円ショップのものではなくて良いものが欲しくなってきました(^^;;。午後は二人でオーディオスペース壁の板張りを。石膏ボードを張ったさらに上に15mm厚のフローリング材(メープル)をボンドと釘併用で貼っています。なぜそうするか?オーディオでは、発音体であるスピーカーユニットのみが振動して、他は出来るだけ振動しないことが理想です。石膏ボードだけではボンつくので、板を張った次第。ただ石膏ボードとフローリング板を重ねて張ると、真壁なのにチリはほとんど無くなってしまって大壁のようになります。ちょっとかっこ悪いです(^^;;。また床と同じ材料なので、変化を付けるために着色しようと思います。バトンのウォルナットを購入したのですが、このままの色でもなんか良い感じ(^^;;。銀色に光るレール上のものが見えていますが、これはCDやDVD・ビデオなどを保管するための棚を取り付けられるように、ロイヤル社のAAシステムサポートという、店舗用ディスプレイシステムの支柱を取り付けてあるためです。これを使って、壁一面にソフトを収納する予定です。明日は残りの壁も張れるように頑張ります。