「建築日誌:内壁」カテゴリーアーカイブ

GWの成果いろいろ

ゴールデンウィーク、皆さまはいかが過ごされましたか?私は家作ってました(^^;;。さてGW中の成果をまとめて報告。まずは、我が山猫軒敷地隣りに、通称「あーちゃんハウス」が着工!あーちゃんとは、ウチの母のこと。姪っ子が、「ばーちゃん」ではなくて「あーちゃん」と呼ぶため、その名前になりました。「あーちゃんハウス」は、母が家族みんなで集まることが出来るようにと出資して、別荘を建てることになったのです。今回はちゃんとプロに依頼します(笑)。お願いするのは、山猫軒と同じ「空楽」グループの円ホームさん。大きくはありませんし、コストにも制約がありますので豪華ではありませんが、開放的で素敵な空間が出来ると思います。ただひとつ問題が・・・山猫軒よりも早く出来てしまうことです(苦笑)。さて山猫軒の方ですが。まずは懸案だった西側部分の壁に着工。今まではツーバイ材が積み上げ保管されており、足を踏み入れることが出来なかったのですが、やっとこさでちょっとだけ場所を移動し、断熱材を張りました。オレンジ色の文字が入った分が、今回張ったものです。今までは入っていなかった部分がこんなにあったのに、冬の間は問題なく過ごせました。断熱が完璧になれば、なお一層暖かい家になるのでしょう(^^)。ともさんは、石膏ボード張りに集中してくれました。窓枠周りのチマチマした施工、私は実はキライで敬遠していたのですが、ともさんは実に性に合うらしく、とても丁寧にチマチマとやっていました。尊敬します(^^;;。おかげさんで、寝室を除く2階の壁は全てボードが張れましたので、あとはじゃんじゃんと壁塗りをしていくだけです。残る工程もあともう少し!(ってホントか?^^;;)1階トイレの壁塗りですが、やっぱりGW中に材料は届かず、今日になって届いたため、完成には至っていません。今日届いた材料を練って、早速塗ってみました。今までは真っ白な珪藻土だったのですが、今回はかなり着色されたもの。塗り途中の写真を見ると、下地材の白色とずいぶん違うのが分かりますね。塗りやすさは変わらないのですが、メーカーさんによると色ムラが出やすいとのことでしたので、施工時の温度湿度を確認しながら施工しました。推薦温度は18℃以上です。今日は20℃ちょっとでした。さてどうなるでしょうか。今日は2ブロックほど塗り終えました。左側がNSR-1(もっとも真っ白なもの)で既に塗った壁、右は下塗り材NGUを塗った状態、真ん中が、今回塗ったNSR-11Sです。今まで骨材無しのNSRを塗る場合は、しっくい風仕上げにしていたのですが、今回はチリボウキで刷毛目を付けた仕上げにしています。写真ではちょっと分かりにくいのですけれどね。今までとはひと味違う質感で、乾いたらどんな感じになるのかが楽しみです。壁の真ん中には、チェコのプラハに行ったときに買ってきた、タイルをはめ込みました。完成したら、拡大写真をアップしましょう(^^)。

1階トイレを完成させる その3

引き続いては、手洗いとトイレとの間の仕切り壁を作ります。手洗いの水跳ねがトイレ側にかかるのを防止し、さらにウォシュレットのリモコンやペーパーホルダー・掃除ブラシを収納するように設計してみました。まずは2×4材を使って枠を作り、リモコンなどの取付け位置を検討しています。後ろに写っている部屋が散らかり放題なのは見逃して下さい(苦笑)。実際の取付け位置に仮置きしてみました。幅木や壁と当たる部分があるので、適宜カットしてピッタリ収まるようにします。シナ合板が張ってある部分は、向こう側から見るとパイン材で作ったボックスが埋め込んであります。ペーパーホルダーや予備のトイレットペーパー、トイレブラシが収まるようなサイズに作ったボックスを二つ、取り付けてあります。便器側の表面に、天井で使った杉羽目板を張り付けていきます。固定にはスマートビスとカリクギを併用。羽目板よりも出っ張っているボックスがあるため、なかなかはめ込んでいくのが難しい。特に今回は、ボックスと羽目板が接する部分には、溝を刻んで差し込むように細工しているため、一筋縄でははまってくれません。突き付け(ただピッタリと付き合わせるだけ)だとラクなんですが、乾燥時に隙間が透いて見えてきたりするので・・・。トイレは座ってジッと見つめている時間が長い場所なので、突っ込まれることがないように丁寧な仕事を心がけております。便器側の面が完成しました。側板や天板も仮置きしてみて、一応は完成状態の雰囲気です。綺麗に源平に分かれている板をセレクトして使ったので、意外と可愛いらしい出来となりました。次は実際の設置場所に固定をして、手洗い側の羽目板を張っていきます。実際の設置場所に固定をし、手洗い(洗面化粧台)を仮置きしてみました。サイズはバッチリです。この後、残りの羽目板を張り終え、側板と天板を張って形作りは完成しました!あとは羽目板以外の無塗装部分をオスモエキストラクリアーで塗装をしたら完成なのですが、接着剤が乾くまではカリクギやハタ金で固定してある状態なので、今日はそこまで至らず。トイレの作業も、残すは壁の珪藻土塗りのみとなりました。前述のように今までとは違う濃い色の珪藻土を使用するので、新たに発注して到着するまで待たねばなりません。上手く到着すれば、GW中には完成できるかな?

1階トイレを完成させる その2

続きまして、トイレの内壁の石膏ボード張りへ進みました。ここまで来ると、稼働していたトイレを移動しないことには作業がやりにくい。ということで、水抜き作業をして取り外しました。2階のトイレを設置した経験があったから出来ましたけど、初めての方はとまどうでしょうね。止水栓を閉めてからタンクの水を全て流して後、少量残った便器内の水は掻き出してバケツに受け、ウォシュレットも水抜きします。あまり床を汚すことなく、取り外しできました。トイレ取り外し後に残った配管からは臭気が上がってくるので、とりあえずビニールで蓋をしています。石膏ボード張りを終えた様子。写真手前側は配管が通っている(2階トレイの給排水管)ため、防音用にロックウールを充填してあります。天井に見えるロックウールも、外気に接する部分のためにベーパーバリアを貼ってあります。長い間断熱材剥き出し状態で、それでもトイレを使えるようにしていたのはとても便利でした。でもいつまで経っても完成まで程遠く感じていたのも事実でしたので、このように室内らしくなってきてちょっとホッとしています(^^)。続いては天井張り。他の居室や勾配天井部分は、すべて無塗装スプルース材の羽目板を張っていました。スプルースは節は多かったものの、色味は白っぽくて均質な感じで、おとなしい印象でした。保護のために塗った蜜蝋ワックスも過度なツヤはなく、次第に日光で色濃く変化していく様も好ましいものです。対してトイレに使用したのは、源平(赤身白身混じり)の杉羽目板で表面は塗装されているもの。随分と印象が違うもんです。トイレは少し暗い色合いにしようと思っている(壁の珪藻土も、少し暗い色にします)ので、なかなか良い感じだと思いました。

1階トイレを完成させる その1

人間ドックに行ったりやなんやかやで、木曜日から作業再開。その間に阿蘇には雪が降りましたよ(@_@)。阿蘇山頂では、積雪28cmだそうですから・・・。新緑に萌える山と、雪の対比が奇妙です。1階トイレ内装を完成させる!が次の目標です。まずは換気扇用のコンセントを取り付け、ペーパーホルダーの受けを入れ、それからベーパーバリアを貼りました。この面はまだ良いのですが、トイレの後ろ側は便器を取り外さないと作業が難しいです。この面完成後には、便器を外さないとね。ここの窓枠は、米松材で作った四方枠を取り付けてみました。2階窓などは石膏ボードをまわして珪藻土塗りにしているのですが、実は珪藻土が凄く塗りにくくて仕上がりが不安なため(トイレはジッと見つめられる場所ですからねぇ^^;;)、ここは普通に木枠にしています。なぜ他は木枠にしなかったかというと、コストの問題です。使っている米松集成材は結構高くって、この枠を作るだけで5,000円程かかっちゃいます。でも石膏ボードに珪藻土だと、面倒臭いけれど1,000円はかからない・・・というわけです。四方枠は、45°カットして留め継ぎとしたものをビスケットジョイントで接合。丸ノコやトリマーを使ってサイズ調整してから、間柱とサッシ枠の間に取り付けました。留め継ぎの四方枠としては初めて作ったのですが、その割には高精度に出来て問題なく行きましたね。ところでこの米松集成材、アウトレットで安いところを見つけたため、4枚も追加購入してしまいました。4200*500*30サイズが送料込みでも9,000円程。以前はほぼ同サイズのもので30,000円でしたから(^^;;。最初からこのアウトレット品が買えたなら、全部を四方枠にしたんだけどなぁ。

1階北側居室内壁珪藻土塗り

4月第一週は、来客や誕生日(40台突入!)やなんやかんやで、作業できませんでした。遅れを取り戻そうと、下地まで仕上げた北側の部屋の仕上げをしました。まずは下地材NGUの施工なのですが、ちょうど良いタイミングで、以前から何度かお越し頂いていたIさんから「珪藻土塗りの見学をさせて欲しい」との申し出があり、それでは実際に施工して頂きましょうとなりました。下地材ならば多少いい加減な施工になっても、次の上塗りでカバーできるからという考え。ところがこの考えは甘かったのでした(笑)。Iさんのお宅はもうほぼ完成なのだそうですが、一部珪藻土で仕上げたい部分が出てきたのでとのこと。まずは私が塗りの見本をお見せし、その後Iさんに塗って頂いたのですが・・・Iさん上手!(^^;;;。私の最初の時とは比べものにならないくらい上手で、現在の私と比べてもあんまり変わらない。全然教える必要がありません(^^;;。Iさんが塗り終わった後、見本の時に緊張していてどうもイマイチなところがあったために手直しをしたところ、これがタイミングが遅くなったために表面が乾き始めており、とんでもないグチャグチャに。わたしゃ初心者ですか?といった状態となって、面目は丸つぶれでした(苦笑)。カバーすべきは自分でやった部分で、Iさんのやったところは問題なしorz。その日の夕方にはIさん宅を見せて頂きましたが、ほとんどの部分は完成しており立派な出来!色々設計からの変更はあったそうですが、当初から考えておられたパッシブソーラーの家としては、とてもよい出来だと思いました。熱効率がとてもよさそう。なによりも、完成しているという点においてだけでもうらやましくて、「朝現場を訪れたら、こびとさんが夜の間に勝手に作っていてくれないかな」と思っちゃいました。翌日以降も仕上げを黙々と。楽器置き場スペースは、パインの無垢羽目板を貼りました。アウトレット品で、価格は送料込みでも坪4000円程度と激安でした。節は多いし割れもありましたが、収納内部用としては充分(というか贅沢)。蜜蝋ワックスで表面塗装をして完成です。収納内部は、あとは天井を張って完成です。天井にかかるのはもう少し先になります。最終的に、塗りに3日間かけて珪藻土塗りは終わりました。今回も乾き始めた頃にコテ押さえをして、漆喰風のなめらかな仕上がりにしました。この「乾き始めた頃」の見計り方ですが、前回は2時間程経過時点でコテ押さえをしたところ、ちょっと早い印象でした。テカリが多く出て、またコテの跡が波打ったようになってしまった部分がありました。なので今回は、5時間程経過時点でやってみましたが、ちょっと遅かったかな?という感じもします。4時間くらいが良かったでしょうかねぇ。ま、これは今の時期の環境での目安(室温20℃くらい、湿度40%程度)ですので、環境によって時間は変わる場合もあります。塗り壁表面の様子です。斜めから射す日光に照らされて、表面のデコボコが分かりやすい状態ですが、ほとんど鏝ムラがない(半乾きなので色ムラは出ています)ことがお分かりいただけると思います(^o^)。Iさんの前では面目丸つぶれでしたが、まあこのくらいは、やる気を出してかつ緊張していなければ出来ます(笑)。さて北側居室が終わったので、床を養生してからここに資材を動かして、西側内壁にとりかかれたらなと思ってます。西側はまだ全然手付かずです(^^;;。でも洗面所もしなきゃだし、2階の珪藻土塗りは手付かずだし、1階トイレもしなくちゃ・・・やることはいくらでもありますねぇ。でも15日はタラの芽パーティーで飲んだくれるので、また進まないことでしょう(爆)。