「建築日誌:その他」カテゴリーアーカイブ

信頼関係

設計をお願いしている「空楽」の担当K氏と設計W氏なんだが、腕は大変よろしいし人間的にも大好きなのだが、前述の通りいかんせん仕事が遅い。いや、他の施主さんの仕事は早いのかもしれないが・・・。なにしろ、メールで質問を書いても一週間以上梨の礫。たまりかねて電話をしても、「いやー、コンピューターは疎いもので」。うーん、そういう問題じゃなくて、一言「了解」と書いて送り返してくれれば、忙しいのはこちらもわかっているんだから、質問に対するお返事は余裕を見て待つ心づもりはあるのである。それにしても返答遅いけどね(^^;。どうにも「8月31日に泣きながら宿題をする」小学生とダブって見えてしまう。まぁ、自分もそういう子供だったので、やいのやいの言う気もないんだけど。以上独り言。そういえば、先日新築お披露目なった友人宅をお邪魔したんですが、出来は悪くないと思うし、良い家だと思うのに、友人はイマイチ不満顔(のように私には見えた)。どうも、細部の養生のいい加減さや、細かい寸法に対する考えなさが、かなり引っかかっている模様でした。細かいことでも、積み重なって行くにつれて、「実は手抜き工事しているんじゃ?」などという想像に繋がってしまいかねません。私がセルフビルドを選んだのも、「他人のことは信用できない(爆)」という私の性格から来る面が大きいです(苦笑)。本当に、信頼関係というものを築くのは難しく、壊すのは容易いものですね。

打ち合わせも順調に

建築士さんと打ち合わせをしてきました。ウチに関しては結構ゆっくりとした仕事ぶりに思える(まぁ、他に抱えている仕事も多くてお忙しいせいもあるが)建築士さんも、今回はしっかりと図面を引いてくれていた。設計監理料の半金を振り込んだのだから、もちろんばっちりと働いていただかないと困りますけど (^^;;。前回、色々と図面を載せましたが、今日は立面図を載せておきましょう。ほとんどこのままの外観になると思われます。西側は西日を避けるため、窓は少なめに。東側は林になっており、午前中の光もあまり入らないので、窓もこの程度で。キッチンには勝手口がつきます。北側の外観は、お客様が最初に目にする側のために、少し見た目の変化を持たせるための下屋をつけ、阿蘇を望む大きめの窓も設けます。南側は広大な庭との一体感を持たせるよう、 W1800×H2400の掃き出し窓を4連設けます。2階吹き抜け部分まで窓ですので、合わせると約4m高の窓になります。冬は暖かい日差しが奥まで差し込むことでしょう。軒の出を大きくしているため、夏の日差しはカットできます。屋根は単純な片流れ屋根。ガルバリウム鋼板です。西側2階にちょっとしたバルコニーと、南側に大きなウッドデッキも作ります。結局、延べ床面積は42~3坪と言ったところです。

家の図面 大公開!

明けましておめでとうございます(遅いって)。さて今年の目標は、当然家を完成する!です。3月には基礎工事に取りかかる予定。そろそろ建築士さんとの打ち合わせも密にして行かねば。で、とりあえずラフスケッチの状態ですが、間取り図やその他の図面を公開したいと思います。まずは間取り図。左が1階、右が2階。セルフ(ハーフ)ビルドと言うことで、至ってシンプルなデザインとなっております。総二階建てと言うよりは、ロフト付きの平屋と言った風情。玄関は北側、入るとすぐに、20畳のリビングとなります。リビングの上は大きな吹き抜け。この吹き抜けを作りたくて、ツーバイフォーは諦めました。リビングとつながったキッチンはオープンな感じで、I型のキッチンと、アイランド部分となる食器収納機能満載のテーブルが向かい合います。ここで蕎麦打ちなどもするつもり。北側に来客用の和室も設けてあります。トイレとバスルームはコンパクトにまとめ、2階はロフト風の仕事スペースと、寝室・クローゼットのみです。2階にもトイレをつけるかも。かなり贅沢な広さですが、その分、細々とした仕切りはありません。次は外観のイメージ。これは北西側から見たところですね。至ってシンプルな箱形ですが、北側の私道から登ってきたときに見える部分には、少し変化があった方が良いだろうと言うことで、2階部分を少し後退させて、その部分に下屋があります。2階の仕事スペース部分にはバルコニーも作り、気分転換に阿蘇の山を見渡せるはず。外壁は杉板を縦張りにするつもり。色はかなり濃いめの茶色(ビターチョコレート色)で。窓と窓枠部分は白になり、そのコントラストが特徴です。屋根はガルバリウム鋼板。素の色を出すつもりですが、国立公園内のため、ひょっとするとグレーなどに塗装しないといけないかもしれません。断面図。屋根は片流れ屋根で、勾配は2寸。屋根材料はガルバリウム必須となります。南側(図面右側)の2階部分の天井高は、実は1400mmくらいしかありません。吹き抜けとクローゼットにしか使わないため、材料費を低く抑えるためにも、天井高を低くしました。その南側はほとんど全面開口で、1階は掃き出し窓、2階はFIX窓で、陽射しの差し込む明るい家です。軒の突き出しで、夏は日射を遮り、冬は光を取り込みます。天井も傾斜しているため、その高低差を利用して、自然と換気が行われるようにします。和室は一段高くし、床下部分に収納スペースを設けます。室内から南側を見たイメージ。どうです、結構窓が大きいでしょ?右手側にスピーカーとスクリーンを設置、今は書いてありませんが、シーリングファンのあたりにもう一本南北に梁を渡し、そこにプロジェクターを天吊りします。1階窓の外側には、スライドできる格子状の雨戸を設置。夏場の夜も安全に換気できる予定。何しろ周りに民家の無いところですから、安全対策には気を遣って。静岡のともさん母の家も、周りに人気がないところで、しっかりセコムに入っているそうです。いかがでしたでしょうか?まだまだどんどん変わっていく部分が多いと思いますが、基本はこんな感じ。良かったら感想などお聞かせ下さい。

ははは(^^;;

またまた大変にお久しぶりです。いや、約11ヶ月振りの更新ですか(^^;;実はこの間、大幅な(ほとんどすべて?)の計画変更がありました。とりあえずはそのご報告。まず、ドームハウスはやめました。広い空間とその形は魅力的ですが、1)作りにくい。2)屋根裏や通気層がない(設けにくい)ため、夏が暑い。3)パ○ ウェーブ(白装束の集団)がドームを使っていたため、山中のこんな場所にドームハウスを造ると、絶対に勘違いされる!。などなどの理由で断念しました。五角形の水盛遣り方ですら出来なかったため、自信を無くしたというのが大きい(^^;;次に、ツーバイフォーで作る計画を立てました。パネルキットと基礎工事を外注し、パネルの立ち上げから自分でやろうという計画でした。パネルは中国で生産しているものでかなり安く、これは良いぞと思っていたのですが、大きな吹き抜けを持った開放的なプランをツーバイフォーで作るのはかなりの構造的無理があることが分かってきたため、これまた頓挫しました。最終的に採用予定となったのは、KES工法という、集成材の柱や梁をスチールコネクタで結合して基本構造を作り、壁はツーバイフォーと同じくパネルを使用するもので、この工法だと大きな吹き抜けや開口部を広くとれ、理想のプランが実現出来ます。地元の『空楽』(くうがく)という設計・建築集団にプランの作成と躯体までの建築をお願いし、あとは自分で作っていく「ハーフビルド」に切り替えることにする予定です。今、見積もりを出してもらっていますが、なかなか素敵な設計になっています。いずれご報告いたします。

グリーンピア南阿蘇

演奏会前ということもあって何かと忙しく、久しぶりに久木野へ行くことが出来ました。お天気も良かったし、朝からしっかりと作業してまいりました。今回も、やることは草刈と枝の片付けです。なにしろこの季節ですから、久しぶりに訪れた山猫軒建設予定地は、新緑が萌えています!普通、新緑は嬉しいはずですが、イヤこいつは嬉しくない(^^;;。前回ずいぶんと退治したはずの例の『トゲトゲ』も、またそこかしこで大きくなっているし、その他にもいろんな植物が春を謳歌しています。あ、山菜もちょっとだけ生えていましたよ。とりあえず『トゲトゲ』に注力して刈っていきましたが、前回刈った後放置してあった『乾燥トゲトゲ』、こいつがクセモノ!生えているときよりも棘の威力が倍増し、破壊力抜群!う~ん、刈った後は一まとめにして燃やすでもしないと、いつか大怪我しそうです・・・。3時間ほど作業をしたところで、疲れたし腹も減ったし、また日焼けもきつくなってきたので終了し、すぐそばの『グリーンピア南阿蘇』へ、温泉に入りに行きました。グリーンピアは入園料300円が必要ですが、中にある温泉は入浴料100円とリーズナブル。設備はあまり多くありませんが、泉質は良く、入浴客もまばらで(^^;;良い気分でした。でもグリーンピアの営業時間に合わせて、5時営業終了というのは温泉としてはちょっと・・・。しかし、こんな近くの場所(だって直線距離で500m位しか離れてないよ)で天然温泉が出るんだから、うちの場所も掘って行けば・・・などと考えたり。風呂上りに『ホテルグリーンピア』で食事を摂り、良い気分。飯もなかなか美味いが、なにしろ眺めが良いので(阿蘇五岳が一望できる)実際の味以上に感じますわね。我が土地も、目の前の杉林が無かったらこんな景色が手に入るのに・・・。さて食事の後は、かねてから懸案だった「我が土地とグリーンピアのキャンプ場が隣接しているという話だが、どのくらいの位置関係にあるのだろう?」という疑問を解決しに、グリーンピアキャンプ場へと行ってみました。我が土地は南北に細長くなっており、その南西側に位置するグリーンピアは東西に長く、グリーンピア敷地内東端にあるキャンプ場は、どうも我が土地の南に隣接しているらしいことを不動産業者から聞いていました。結論から言うと・・・キャンプ場から50mほど別の土地を挟んですぐ、我が土地でした。我が土地の南端に他の方の所有するクヌギ林が隣接していて、その隣がもうキャンプ場。はっきり言って、隣といってもかまわないくらいに、近い。これは夏場はうるさいかもね。まあ予定では、土地の南端ギリギリまで家を建てたりするつもりが無いので、家の中までうるさくてたまらない程では無いかな。露天風呂なんか作ってやろうかなと思っていたけど、気をつけておかないと、キャンプ場から迷い込んできた人にのぞかれたりして(^^;;グリーンピア南阿蘇。初めて行ったのですが、我が土地の隣の観光施設ということもあり、いろいろと参考になったし、考えさせられることも多かった訪問でした。