「建築日誌:外壁」カテゴリーアーカイブ

胴ぶち貼り・キッチン打ち合わせ

とうとう胴ぶち貼りに着手。まずは換気扇などの施工も多い、東側から手を着けました。12mmの縦胴ぶちと18mmの横胴ぶちを貼っていきます。出隅部分と窓枠部分には30mmの材を貼って、2度貼る手間を省いています。縦は貼り終わり、横を半分くらい貼った時点で、キッチン屋さんが打ち合わせに登場。今日は設備屋さんやガス屋さんも集まって、設置の細かい打ち合わせです。ウチのオーダーキッチンは、普通の商品とは違って足がついているために、配管の立ち上がり部分などが丸見えとなります。そのために、配管を美しく収めるための細かい打ち合わせが必要のようでした。打ち合わせは長時間に渡り、辺りは真っ暗に。胴ぶちの写真が撮れませんでした。写真は、また明日。

熟年パワー!

週末は熟年パワーが炸裂しました!土曜日には、常連となっている、ウチの母親と母方の妹にあたる叔母さん夫婦が。そして日曜日には、同じく母方の弟にあたる叔父さん夫婦が手伝いに来てくれました。また、うちの親父が初めて現場を訪れました(面倒くさがりで、今まで訪れたことがなかった)。先週の友人たちにお願いしたのと同じ、外壁材の塗装をお願いしたのですが、熟年の皆さん、仕事が早い!酒に酔っぱらった若者と比べたら、熟年組の方が早いくらいでした(^^;;。う~ん、今度からビールは控えめにした方が良いのか>友人たちの昼食(苦笑)。もちろん、若者の午前中の仕事は早かったんですけどね。あまりの早さに驚いたあと、ふと気付きました。そういえばウチの母親の実家はペンキ屋だった!祖父が塗装業を営んでおり、母とその妹の叔母さんは、散々塗装を手伝っていたそうです。う~ん、納得。予想以上の早さに、途中で墨汁が無くなってしまって買い出しに出たり、ほとんどの枚数を終了してしまい、翌日曜日の作業分が無くなってしまったほど。仕上がりも上々で、ご覧のようにバッチリです。土曜日組のあまりのがんばりに、日曜日の叔父さんたち、実はこちらは祖父の跡を継いで本当にプロだった(数年前に廃業)お二人には、30枚程度しか塗って頂くことが出来ず、せっかくの技術を存分に披露して頂けるほどではなかったのが残念でした。でも流石、ムラのない見事な仕上がり振りでした。塗装が早く終わってしまったので、足場での作業に慣れているお二人には、次の工程である縦胴ぶちの墨出しを手伝ってもらいました。おかげさまで、次の工程まで早々に終わってしまいました。日曜日の写真を取り忘れたのが残念です。二日間手伝って頂いた親族の皆さん、どうもありがとうございました!

みんなで外壁材色塗り

今日は友人たちと弟に集まってもらい、外壁材の色塗りをしました。総勢12名。急に来てくれた人もいて賑やかに。でもこれくらい多い方が楽しいです!。来てくれた皆さん、どうもありがとうございました。

作業ですが、先日来防腐処理をして来たマンダリンシーダー材のサイディングに、墨を基本とした色を付けていきます。

まずは一度塗りとして、墨汁を水で1:2に薄めたものを刷毛塗りします。写真のように、真っ黒な仕上がり具合となります。

この墨汁を3倍に薄めるという方法は、喧々山房さんに教えて頂きました。どうもありがとうございました。

一度塗りがある程度出来たので、みんなでBBQの昼食とビール。もちろん、この昼食がメインです(笑)。急に増えた方の分、ちょっと量が少ないような気がしましたが、どうだったでしょうか?

昼食後は、屋根に登って記念撮影。ちょっとへっぴり腰の人もいる?もうちょいアップで記念撮影。

午後は二度塗り。今度は墨と水に、柿渋も加えます。墨:水:柿渋=1:1:1で、ここに着色料として弁柄を加えました。1.5Lに対して50gで、丁度好みの色が得られました。

紫のような、茶色のような、黒のような・・・見る角度によっても色合いが変わる、面白い色に出来たと思います。

弁柄の溶け具合によって、色にバラツキが出たりするのですが、それもまた味かと。

最後に、塗れた材を前に記念撮影。

今日1日では、1800mmの材のすべては塗ることが出来ませんでした。まだ2400と3000の長さの材が、200本以上あります。防腐処理もまだだし、外壁材を貼れるまでには、まだ相当の時間がかかりそうですね。

本当に、手伝ってくれる友人たちには感謝しています。またお願いすることもあると思いますが、よろしくお願いします!。

破風塗装完了

今回は外壁材が木材サイディングと言うこともあり、サイディング部分での防水性がやや劣る(水が浸入しやすい)であろう事から、タイベックや窓周りの防水に普通以上に気を遣っています。サッシ枠の取付け時に、防水両面テープの上からタイベックを貼っているために、通常はこれで防水上全く問題ないはずですが、今回はさらにタイベックとサッシの接する部分に防水テープを増し貼りしました。サッシと壁が90°で接しているところにL字状に貼りますので、手間はかなりかかりますが、材料費的にはそんな大した金額アップではないし、丁寧にやっています。破風のキシラデコール塗装は完了しました。北と東(ウチの場合、林があるのであまり日が当たらない)は3回塗り、日のよく当たる西と南は4回塗りしました。さすがにそれだけ塗り重ねると色も濃くなり、破風という一部分だけを塗装したにもかかわらず、はっきりと全体のイメージが変わったことが写真でも分かって頂けると思います。

外壁材防腐処理・外壁色検討

マンダリンシーダーの外壁材に、防腐剤ウッドロングエコを塗布しました。ウッドロングエコは粉末で販売されており、それをバケツなどに張った水に溶かして溶液を作り、木材に塗布します。全くの自然素材で作られており、素手で溶液に触れても、手荒れなど全くしませんでした。最初は刷毛で塗布していたのですが、ちょっと手間が大変。しかもなかなか隅々にまで塗ることが難しい。そこで、薪小屋製作用に買ってあった単管パイプを組み合わせ、ブルーシートを使ったプールを作り、そこに浸すことにしました。このやり方ですと、隅々にまで防腐剤が染み渡ります。2日間で、材料の大体半分近くを防腐処理出来ました。液が染み込むと、材はグレーや褐色に変化していきます(3枚目の写真一番右の板が部分的に塗ってあるので分かりやすいかも)。井桁に組んで乾かして、完全に一度乾燥してしまえば完了です。乾燥後、色づけをしていきます。実は大きな勘違いをしていました。防腐は材の両面をやるのに、私はすっかり片面の面積でのみ計算をしていて、半分を終えた時点でウッドロングエコが切れてしまって大騒ぎ!。よく考えれば、両面塗りだから倍の量必要なんですよね。早速追加注文しましたよ(汗)。それにしても、この材がやたらと吸収がよいらしく、ちょっと余計にウッドロングエコが必要となりそうです。ウッドロングエコ、結構高いんだよね・・・(^^;;。それでも、キシラデコールなんかよりは割安なんだけどねぇ。色づけですが、こんな感じで色見本を作りました。塗りに使う材料ですが、墨汁(100円ショップダイソーで購入!)、柿渋、弁柄、そして水です。墨汁を柿渋と水で3倍に薄めたものは、思っていたよりも「真っ黒!」という感じだったので、弁柄を混ぜてみました。1.5リットルに対して50g混ぜてみたものが、矢印部分の色。良い感じなんで、これで行こうと思います。日本古来の素材による古色仕上げ、といった風情でしょうか。