昨日切り出したささら桁用の板を加工して、下部のささら桁を作り始めました。以前作った上部のささら桁は、仕上げをしてしまうと見えなくなるためにSPFの2×10材を使いましたが、今回は現し(見える仕上げ)のために米松集成材を使い、加工の失敗は許されません。値段も桁違いに高いですから、失敗した場合のショックはデカイです(苦笑)。作図した材をスライド丸ノコでカットしていきますが、こういう場合にレーザー式のガイドが付いている機種は便利です。それでも切りすぎたり曲がったりしないように慎重に切っていくため、1枚を作るのに2時間近くかかりました。ふぅ~。出来としてはイマイチなところもあったのですが、まあ良いでしょう。写真では壁に立てかけてみました。こんな風に90°折れて下っていきます。今日は用事があったので、午前中でタイムアップ。1枚しかできませんでした。まあ焦って失敗しても仕方ないし、2枚目以降は1枚目を使って作図していけばいいので楽です。また明日以降頑張ります。
「建築日誌:階段」カテゴリーアーカイブ
階段パーツ切り出し
薪ストーブ設置前までに、ストーブを移動する際に邪魔になる材料は動かしてしまいたい。そう考えて、色々な材料を移動したり、加工したりしています。今日は、いよいよ階段下部の材料の切り出し。元は4000*600*40mmの巨大な一枚板なので、一人では移動出来ません。そこでまずは踏み板とささら桁の各サイズに切り出しをします。まず600mm幅を半分や255mmに割っていきますが、その際に便利なテーブルソーの類は持っていないので、普通の電動丸ノコに直線切りガイドを付けて、平行に切り出していきます。付属している直線切りガイドでも良いのですが、私は丸鋸定規「動くんです」という商品を使っています。ガイド部分が色々と移動出来るため、どんな厚みの板でも対応でき、切り終わりに曲がったりし難いです。丸ノコ+ガイドで割った後は、スライド丸ノコで必要な幅にカット。踏み板とささら桁を切り出しました。踏み板は角が割れたりしないように面取りをし、全体にサンダーがけ。ささら桁は作図をしてから、明日カットをします。ともさんはまだ陽射しのきつい中、外壁材の色塗りをしてくれました。残りわずかで止まっている外壁も、これで張れるようになりました。外観だけでもちゃんと仕上げて、年を越したいですからね(^^;;。
埋木処理・2階根太組み修正
階段の踏み板は、ささら桁に頭からネジ留めしてあります。当然ネジ頭が見えるわけで、当初から埋木をするつもりで処理してあります。その埋木処理を行いました。踏み板と同じ米松集成材の材料から、出来るだけ木目の似た部分を選んで、埋木ダボを作る専用の工具でダボを切り出します。出来たダボに接着剤を着け、ネジ頭部分を隠すように埋め込みます。接着剤が乾いたら、ノコやサンダーを使って平滑にして完成。写真は一番出来の良い部分。離れて見たら、埋めてあるのも分かりません。それ以外の部分は・・・まあ埋めてあるなと(^^;;。この写真の左上、階段の一番上になる部分をご覧いただくと、なんか変な処理になっているのが分かると思います(汗)。これは、建築士さんから階段の図面を頂く前に2階根太組みを作っていて、「なんじゃこりゃ?全然作り方がわからんぞ?」となり(笑)、急場凌ぎで適当に作ったからです(爆)。その後ちゃんとした図面が出来てきたので、ようやくちゃんと図面どおりに作り直すことにしました。詳しくは省略しますがw、結果として出来たのは写真のような感じ。階段側から見るとこのようになりまして、踏み板と蹴込み板が付けば階段上部はすべて完成です。あ、根太受け金物が見えてしまうので、その処理もしないといけませんね。下から見ると、このように受けてあります。2×10材2枚を梁と梁の間に金物で渡し、そこにさらに、元々2階床合板を受けていた2×10の根太を受けるようにしました。さて階段の上部は出来たので、今後は階段下部のささら桁を作らねばなりません。化粧(ささら桁がそのまま現しになる)なので、以前作ったささら桁よりもなお一層の精度が求められます。端が欠けたりしても見苦しいしね。材料費も桁外れに高いので、慎重にやらねばです(^^;;。
階段周り珪藻土塗りの仕上がりは・・・
昨日は、あまりにも疲れていたし夜から練習もあったので、お休みにしてしまいました。一昨日5時間集中してやったのが、相当に堪えていたようです。で、ほとんど乾いた状態での珪藻土塗りは、こんな感じに仕上がりました。補修が必要な数カ所の剥がれ(写真では分かりにくいですが)をのぞけば、思っていたよりは上手に出来ているようです。その後は薪ストーブの不燃壁をどうするかを考えました。この階段の写真右手側に、薪ストーブを設置します。そのため、熱から階段を守るために不燃壁を設置するかどうか、検討しなければなりません。何も考えずに設置してしまえば、何の問題もないのですが、不燃壁を設置すると、どうも階段周りの印象が「重く」なる。ということで詳細にストーブと煙突の設置マニュアルを検討すると、実はマニュアルの読み方を間違えていたことが判明(^^;;。煙突の種類を勘違いしていました・・・。屋外に伸びる煙突は、ステンレス製の断熱二重煙突を使っています。室内は、黒い鋼板製の煙突。シングル(単層)煙突だと思っていたのですが、実は断熱材は入っていないものの、二重煙突だったのです。まあ、見りゃあ二層になっているのは分かっていたんだけど、断熱されていないからシングル扱いなのかと思っていました(苦笑)。で、この二重煙突を使った場合、ウチの階段と煙突・ストーブとの距離関係では、不燃壁は必要ないことが判明。不燃壁は設置せず、ストーブ下の炉台だけを設置することにしました。しかし、このマニュアル誤読がなければ、もうちょっと(10cmくらい)煙突を壁に近付けることが出来たんです。う~ん、やはり英語に弱いというか、粗忽者ですな(^^;;。
階段周り珪藻土塗り~仕上げ
下塗りも乾いたので、仕上げ塗りをしました。朝8時から準備開始。養生してから珪藻土を練ります。一度に全ての必要量を練ったのですが、やはり練りすぎた(^^;;。これが後で悲劇を起こします・・・。9時前から塗り開始。以前塗った時には、追っかけ2度塗りといって2度に分けて塗るはずのところをなぜか1度で塗ってしまったので(^^;;、今回は薄めに塗ることに気を付けて塗り始めました。1度目の塗りは順調でしたよ。ところが2度目に入る頃に・・・一度にまとめて練った材料が固まり始めました。しかも、2度塗りをするとなぜか気泡が出来てしまい、塗ったところがブヨブヨに・・・!!段々集中力も切れてきて、悲惨なことになり始めましたが、固まり始めた材料には少量の水を足して練り直し、気泡の出来た部分は強めに鏝で押さえることによって、なんとかほとんどの部分は上手く行きました。それでも、何カ所かは2度塗り部分が剥げてしまいましたが・・・。格闘5時間でした。写真では、乾き初めなので色ムラはありますが、剥げたところはそんなに分からないですね。気泡の発生は、1度塗りの部分が乾き始めてしまったからだそうで、霧吹きで水分を与えてやれば良かったのかなぁ?と思います。なにしろ、求められているのは手早い作業ですね(^^;;。今度はともさんと二人でやろうっと。上手く行かなかった部分は、後日補修をして誤魔化そうと思います。剥げた以外は、かなり平滑に出来た部分もあります。上達はしているんだろうけど。まだまだ大量に珪藻土塗り部分はあるので、腕を磨き続けねばなりません・・・。