煙突・雨樋工事完了!

先日は延期になってしまった煙突工事。今日、いよいよ再度工事の日となりました。

金屋さんが来る前までに、私はケイカル板(不燃板)を張り付けたりして準備。板金屋さんが来られてからは、まずは野地板に穴開け、続いては写真真ん中に見える、黒い長方体状のスクウェアサポートを固定するための、L字アングルの加工などを行いました。アングル1個あたり3本のボルトナットで締め付け、スクウェアサポートの取り付けは完了です。マニュアルの指示ではタッピングビスで留めるのですが、ボルトナットの方がガッチリと取り付け出来たと思います。

さてここからは板金屋さんの独壇場。屋根勾配で煙突開口部より下に当たる部分の、2枚から成り立っていたガルバリウム鋼板は取り外してしまい、1枚の幅広板に交換します。スクウェアサポートは煙突の太さに比べてかなり大きめに開口しているので、屋根板は煙突の太さギリギリに開口し、かつ雨水が回り込んで入って来難いように水切り状にエッジを立てています。あまり板を絶妙に組み合わせてからタッピングで組み立てて、ガッチリと浸入防止。

煙突に付属してきたルーフフラッシングと、前項加工していた屋根板の重なり具合はこんな感じ。上から(画面左下が上で、右上に向かって下り傾斜しています)の水の流れを上手い具合に流しているのが分かるでしょうか。

これからコーキングを施し、キャップを被せて連結していきます。

連結が終わった後、1枚ものになってしまって他と板の幅が異なる今回加工部分に、他と違和感がないようにとダミーの飾りキャップをつけてくれました。これなら、下から見上げても加工の具合が違うことなど分かりません。心遣いがニクイです。

スクウェアサポート取付け、そして屋根板金の作業が終わったので、断熱二重煙突を差し込んでみる。ようやっと煙突らしくなってきました。板金屋さんは、ルーフフラッシングの上にさらに水切りを取付けて、少しでも雨水の浸入の可能性を減らそうとしてくれています。私は煙突を支えるルーフブレースの取付け。まずは煙突に輪っか状のパーツを取付けます。

煙突・雨樋工事完了!その2

煙突から左右に伸びているのが、ルーフブレースです。「煙突の屋根よりの高さが1.5mを超える場合に必要」ということで、ウチの場合は1.3m程なので要らないらしいんですが、「台風の国ですので」とカナダの業者さんが念のために送ってくれました。だ~がしかしっ!これ無いと煙突ガタガタグラグラですっ!恐ろしくって、ブレース無しでなんか取り付け出来ませんよ!ということで、必須だと思います、ハイ。前項の輪っか状のパーツを煙突の少なくとも3分の2より上に取付け、そこから2本のブレースを角度90度に開き、水平の角度は45度以下にならないように取付ける、とマニュアルにはあります。一応水準器で開き角度を見ながら、ビスで固定出来る屋根垂木の部分にブレースの先端が合うよう調整していきます。もちろん、煙突が垂直に立っているかどうかも確認します。ブレース先端には2個穴が開いており、そこにビスを通して固定するようになっていたのですが、垂木の幅に対して2個ビスを留めるのは無理があったため、新たに中心部に1個穴を開けて、各ブレースに100mm長のコーチボルト1本を使って垂木に固定しました。ボルト周りには大目にシリコンコーキングをして、ビス穴からの雨水浸入を防ぎます。ルーフフラッシングの直上にストームカラーという雨よけを取付け、ここにも充分にコーキングします。とにかく、雨漏り対策は入念に。煙突の先端にレインキャップを取付けて、煙突工事は完了です!板金屋さんに手伝ってもらえたおかげで、不安無く雨対策が出来たと思います。九州に多い大型の台風が来たら・・・と考えると、煙突の取付け強度にはもっと念には念を入れた方が?という気もしますが、自分で取り付けしたんだから、吹っ飛んでも納得出来ますよね(笑)。今回の煙突工事で完了したのは、あくまで屋根の付近から上部だけ。今後、室内の足場を取り外してから、炉台作り、ストーブ後方の不燃壁作りをしなければなりません。それからやっと、ストーブの設置と、室内煙突と今回の煙突の接続ができて、ようやくストーブ一式の完成となります。この分じゃストーブが稼働するのは、ずっとずっと先の話ですね~って、どうせこれから迎える夏にはストーブ要らないけどね。屋根の上に出現した、断熱二重煙突の勇姿をご覧下さい。かっちょいい~、立派~っ!(自画自賛)。板金屋さんには、同時に雨樋の工事もお願いしました。ナショナルのアイアン雨とい、色はしんちゃを取付けてもらいました。外壁にも、破風にも良く合う色で、選んで正解だったと思います。雨水タンクを取付けて、畑の水撒き分は賄おうと思っています。外観は、さらに家らしくなってきたなぁ~。