続きまして、トイレの内壁の石膏ボード張りへ進みました。ここまで来ると、稼働していたトイレを移動しないことには作業がやりにくい。ということで、水抜き作業をして取り外しました。2階のトイレを設置した経験があったから出来ましたけど、初めての方はとまどうでしょうね。止水栓を閉めてからタンクの水を全て流して後、少量残った便器内の水は掻き出してバケツに受け、ウォシュレットも水抜きします。あまり床を汚すことなく、取り外しできました。トイレ取り外し後に残った配管からは臭気が上がってくるので、とりあえずビニールで蓋をしています。石膏ボード張りを終えた様子。写真手前側は配管が通っている(2階トレイの給排水管)ため、防音用にロックウールを充填してあります。天井に見えるロックウールも、外気に接する部分のためにベーパーバリアを貼ってあります。長い間断熱材剥き出し状態で、それでもトイレを使えるようにしていたのはとても便利でした。でもいつまで経っても完成まで程遠く感じていたのも事実でしたので、このように室内らしくなってきてちょっとホッとしています(^^)。続いては天井張り。他の居室や勾配天井部分は、すべて無塗装スプルース材の羽目板を張っていました。スプルースは節は多かったものの、色味は白っぽくて均質な感じで、おとなしい印象でした。保護のために塗った蜜蝋ワックスも過度なツヤはなく、次第に日光で色濃く変化していく様も好ましいものです。対してトイレに使用したのは、源平(赤身白身混じり)の杉羽目板で表面は塗装されているもの。随分と印象が違うもんです。トイレは少し暗い色合いにしようと思っている(壁の珪藻土も、少し暗い色にします)ので、なかなか良い感じだと思いました。