キッチンは大詰め

地元の小さな会社にフルオーダーでお願いしているキッチンの方ですが、もう打ち合わせも大詰めを迎えております。天板が竹という珍しいキッチンで、竹素材は他にドイツのBulthaupにあるとかないとか。引き出しのレール類などは、すべてハーフェレを使用しており、なかなかの質感と使い心地のようでしたし、水栓はグローエのゼドラ(右写真)を、ガスコンロはロジェールTDS-64RB+トップカバーを指定し、食洗機もビルトイン。社長さんの人柄にも好感を得ていたために、他のメーカーを検討する気もなく、お任せのつもりでおりました。ところが、最終見積として出されてきた金額を見て、びっくり。当初「予算は100万くらいです」と明言しておいたにもかかわらず、200万円を超える見積が出てきたんです。ちょっとちょっと、って感じで、「この金額じゃあサヨナラですねー」と申し上げると、「いやちょっと待って下さい」と言ってごにょごにょしたあと、「税抜き135万でどうでしょう」と来たもんだ。思い返してみると、実はあまり人の話を聞いていなかったのではという疑問が湧いてきました(^_^;;。人当たりは良いし誠実な感じは受けるけれど、実はお客のニーズと向き合っていたと言うより、自分の理想を追いかけていたのかな?それと、この方もメールに返事をくれないんだよね・・・。ということで、ちょっと引いてしまいました。それに、いきなりそんなに金額下げられるならば、最初からそう見積もってくれよ~。明日またお会いしてきますが、一応そこで契約はするつもりです。なんだかんだ言っても努力はしてくれているし、I型+アイランドの作業台という構成ならば、そんなに安く上がるわけはないとも思っているので。それに、他のメーカーの商品にはあまり魅力を感じないし。あと気になるのは、そんなに急に値段を下げた分は、一体どこから削るのだろうと言うこと。仕上げを手抜きしたりしてくれないと良いんだけど、と思ってます。後日談: 値段を下げたのは、社運を賭けたキッチン事業のため、多少の利益を削ってもぜひ納入したいという意思の表れのようでした。決して暴利を貪っていたわけでは無い模様。結局、私たちも気持ちよく契約できましたので、完成・納入が楽しみです。9月末頃納入の予定。おっと、それまでに私がちゃんとキッチン周りの施工を終わらせなければ・・・(汗)。

地震

すでに皆様も報道などでご存じのとおり、本日午前11時前頃、九州北部地方で地震がありました。福岡市などでは震度6弱。玄界島はもっと凄そうな様子でした。被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。私の住んでいる熊本市は、震度4。それでも結構怖いモノがありました。30秒間くらい揺れていたし。夫婦共々楽器(ホルン)を吹いているので、防音室を設置しているのですが、防音室は練習時しか使用しないため、通常は楽器を出しっぱなしにしてあります。その楽器の横にはCDラックがあって、中にはCD1000枚ほどが収納されています。これが倒れてきた日には高価な(合計約250万円!)楽器がお釈迦!と恐怖感が襲いましたが、なんとか崩れてくることもなく、楽器もCDも、もちろん我々人間も無事でした。ひとまず安心でしたが、九州でこんな大きな地震が起きることは稀(回数は結構あったりするけど、震度は2程度が殆ど)なことですので、最近の異常気象と合わせて不安になりますね。阿蘇山は噴火しないやろうなぁ・・・。ちなみに、阪神大震災を経験した(震源からは結構離れた堺で遭遇しているので、それほどの被害はなかったもよう)嫁さんは、震度4程度には動じなかったようです・・・。

住宅展示場

うちのすぐそばに、最近開発された「光の森」という新興住宅地があります。大型ショッピングモールや飲食店、シネコンなど多数進出しており、『いかにも』な住宅地ですが、便利なことはこの上なく、我々も買い物や映画鑑賞などによく利用しております。住もうという気は全然起こりませんけどね。さて、そこに設置されている住宅展示場。普通よくある展示場と違い、実際に分譲する建物を事前公開する形で行われている展示場です。展示期間終了後には、施主に引き渡されるわけ。身の丈に合った程良いクラスの建物は、ゴージャスな『展示のための展示場』よりも参考になります。その展示場の第三期オープンだったので、記念品目当てに新居建設の参考にと行ってまいりました。実際の施主さんが発注した建物ですから、広さも作りも建材のグレードも、とんでもないモノはありません。ごく普通でした。そこで感じたこと。最近『木の家』が流行で、雑誌なんかもそれ一色ですが、実際はやはりコストの関係からか、いわゆる『新建材』を使った家が多いと言うこと。地場メーカー。床は黒いPタイル、壁は真っ白なビニールクロス。モダンなコントラストの家も、歩いていると足は痛くなるし(そのせいか、執拗にスリッパ履くことを勧められた)、冷たい印象です。高級感を求めた結果なのでしょうが、でもやっぱり大理石や御影石とは質感も違うし、塗り壁に比べるとシックハウスが心配。確かに格好良いモダンなおうちでしたけどね・・・。2800万円だとか。大手メーカー。スキップフロアが素敵で、床暖房で暖かい家。だけれど、なんか落ち着かない・・・。合板の床、収納の中も合板。これもまた、暖かみを感じさせる素材が少ない。作りは格好良かったんですけれど。いつも見ていたこのメーカーの別の展示場とは、素材感が全く違ってしまった。1軒だけ、地場工務店でなかなか良いなと思える家がありましたが、そこはやはり割り切った建材の選び方が低コストに繋がっているようでした。フローリングは無垢のメープルでしたが、これがCグレードあたりの木目がそろっていないモノ。でも質感は全く問題はなく、逆に見た目の変化があって面白い。Aグレードの下手したら『のっぺり』としたメープルよりも面白くて、かつ大幅に安く上がりそう。塗装も自然素材のワックス使用。階段はラワン合板で安価に作ってあり、でも建具には良い物を使用。断熱もアイシネン。これで建物の価格は、42坪で2100万円だとか。なかなかまじめで、かつ良い作りでした。これらに比べて我が家ですが、上棟までの外注費とその後の材料費だけで、すでに1500万はかかりそう。単純に坪数で割って、35万くらいとなってます。ハーフビルドだから、かなりの部分の大工さんへの賃金をカットした状態でですよ。ちょっと良い材料を採用すると、これくらいに跳ね上がっちゃいます。最近テレビCMなどでよく言っている、「坪23万円から」とかいうの、いったいどうなってるんでしょうね?一体どんな材料を使ってるんだろ?どんな構造材なんだろ?もちろん、実際に坪23万円では建たないらしいけど。いや、家というモノは実に不思議な商品ですね。

Levitonの壁コンセント

私はオーディオやヴィジュアルにも凝っておりまして、新居が出来たら、その広いリビングで思う存分音楽を聴いてやろうと思っています。オーディオで重要になるのが「電源」なのですが、その「電源」をとる元となるのが、壁コンセントです。壁コンセント、日本製の物よりもアメリカ製の方が音質が良いと言われており、特にホスピタルグレードなどの医療用の物は信頼性が高く、不意に抜けたりするトラブルも少なくかつ、音質も良くなります。ところがオーディオ関係のお店などで購入した場合、壁コンセントは異常に高いんです。ということで、アメリカのお店より個人輸入しました。Dale Electric Supply Company : http://www.dale-electric.com/こちらの会社より、Leviton(レビトン)社の8300-Rを12個購入しました。以前も一度利用したことがありますが、対応も悪くはなく、まあ信頼できるかなと言った感じのお店です。肝心の金額ですが、$8.74/個。送料が$40とられましたので、他にも購入した品数から考慮して、送料は$2/個。合計1,150円/個くらいでしょうか。1個3,000~7,000円で売っているお店も多いので、まあお得といえるでしょう。他に購入したのは、真鍮製のコンセントプレート6枚とコンセントプラグ2個です。真っ赤な壁コンセントとピカピカの真鍮プレートの取り合わせは、なかなか派手ですよ~。

南阿蘇に自分たちで建てた家で、カフェを始めました。