地鎮祭と同日、地盤調査も行いました。スウェーデン式サウンディングというやつでしょうか。機械で杭をズンズン押し込んで、地盤の強度を見るらしいです。建築予定部分は、なだらかな傾斜地を何段かの段に造成しているため、部分によっては切り土・盛り土と混在しています。最初に地縄張りした部分は、盛り土した部分が多くを占めており(大体0.8~1.2m位盛り土してあった)、強度は今ひとつだったため、南側に2mほど移動することになりそうです。南側に行くほど盛り土が減り、切り土の部分が多くなるため、ゆくゆくのことを考えてもその方が望ましいでしょう。南側への移動は想定の範囲内だったため、大した問題ではありません。基本的にはベタ基礎用の地耐力の3トンは確保しているらしく、地耐力に大きな問題は無いようでしたので、少し安心しました。
地鎮祭を行いました
本日、地鎮祭をとりおこないました。朝からおにぎりやちょっとしたおかずなどのお昼ご飯を用意し、10時頃には現地に到着。設計事務所『空楽』の一行も10時半には到着され、地鎮祭の準備。笹、しめ縄や砂、地縄張りなどやっているうちに神主さんも登場。11時より、地鎮祭の開始です。神棚には野菜や果物、魚などを並べ、祝詞をあげました。「自分たちでセルフでやる分には、地鎮祭なんか要らない」と思っていましたが、さすがに途中までは大工さんに手伝っていただく以上、やっぱりやっておこうかなと思い直して、地鎮祭の依頼をしました。やっぱりそこは私も日本人、実際にその場に臨むとちょっぴり厳粛な気分になりますね。費用は、供え物もまで準備をしていただいたため、神主さんに3万円お渡ししました。供え物をこちらで準備したならば、2万円で良かったそうですが。鯛をお供えするのかと思っていましたが、ビニール袋入りのいりこでした(爆)。いつも使い回しているんでしょうな、するめといりこ。袋がボロボロでしたが(笑)。果物は、帰りに頂きました。バナナとミカンにリンゴ、パイナップル。ちなみに神主さん、バリバリチューンのフィットにお乗りでした。地鎮祭終了後は、用意してきたおにぎりなどで軽く食事。御神酒として使った静岡の銘酒『開運』を振る舞い、和やかに終了しました。残念ながら、担当K氏はインフルエンザでお休みでした。『開運』美味かったのになぁ~。呑んでたら治ったかもよ(笑)。風が強かったのと、帰りしなに小雨が降り出した以外は滞りなく進み、建築の前途も明るいようです。
合併処理浄化槽設置申請
今や下水道の無い田舎では設置が義務づけられている、合併処理浄化槽。結構な金銭負担となるため、設置のための補助金が出たりする地方公共団体も多いです。南阿蘇村の場合は、補助金ではなく、浄化槽の設置工事・維持管理を村が業者に委託して行う形で行われます。つまり設置した浄化槽は村の物。我々使用者は、設置時の分担金と月々の維持管理費を支払う形となります。その申し込みを行ってきました。場所は旧長陽村役場庁舎、現在南阿蘇村役場長陽支所にある、環境対策課。資料を頂き検討しますと、居住人員数からすると5人漕。家の規模からすると7人漕を選択することになるはず。でもゆくゆくのことも考えて、10人漕をチョイス。分担金は 200,000円。月々の支払額は5,250円。初回のみの法定検査料が9,800円とのことでした。とりあえず9月頃の設置をお願いしておきました。金額的なことを空楽K氏に相談してみると、メンテナンス料や検査料その他のランニングコストを月々におしなべて見ると、5人漕においてもやはり3,000円/月以上はかかるので、大きな槽を付ける分には結構お得ではないかと。壊れたときの交換費用や修理代も無償だし。ブロワーなんかは消耗品ですからね。
地鎮祭の日取り決定&建材の検討
地鎮祭の日取りが決まりました。3月15日です。その日の内に、サウンディング地盤調査と地縄張りもします。(建築士さん達と酒盛りもする。)
いよいよ現実に着工と言うことです。結構長くかかりました・・・。土地の仮契約から、丸3年です。3月末~4月上旬に基礎工事に入り、4月末からゴールデンウィークには上棟までいける予定です。梅雨までには屋根工事と壁の透湿防水シートの施工も終わり、雨仕舞いも出来るでしょう。夏から秋にかけて、ゆっくり内外装をやるつもりです。
最近は、各コストの計算に追われております。予算という物は厳然として存在しますから、それを超えるわけには行きません。一つ一つのコストを絞り込んで、出来るだけ安くあげなければ。
床材や天井材・外壁材は使用量が多いもので、単価が変わるとモロに価格に響いてきます。すべて無垢の木を材料に使いたいため、ネットを使ってさんざん調べていますが、やはり調べてみれば安い物が出てきますね。コストの関係から、床材は杉を考えていたのですが、檜でも安価に購入できるところがあります。吉田製材株式会社: http://www.yoshidaseizai.com/15mm厚・働き110mm幅・2m一等材で、実質、坪7,500円ですよ。送料も安いし。野地板(乾燥材で坪800円!)も超安いので、天井材もこれにしようかなと考えています。なんといっても、檜は香りが良いですしね。
他にも、ボルドーパインフローリングで坪6,300円というところがありました。価格は魅力的、アウトレットと言いながらも上質。でも材が短めなのが残念。セルフビルドの手間はタダとはいえ、施工性の悪いものをあまり積極的に選ぶ気はしません。株式会社ウッドハート: http://www.woodheart.co.jp/Cグレードメープル無垢フローリング坪8,100円も、Cグレードと言いながら立派なものでしたよ。私はこれで十分。確かに木目は揃っていませんが、少しくらい不揃いな方が変化があって面白い。オーディオ機器類の下に使用する予定なので、少しでもがっちりとした材が望ましいのですが、Aグレード坪約15,000円よりもCグレードの方が、硬度が高そうでした。
株式会社エスコンポ: http://www.escompo.co.jp/外壁材は、色々調べた結果、杉の足場板を使えないかと考えています。35mm厚程度で、長さや幅も十分。それでいて坪当たり5,000円もしないですから。実加工がないために大和張りなどにする分、多めに材料が必要になりますが。外壁の塗装は止め、焼き杉にしようかなとも考えています。塗料のコストより安そうだし。自分の性格上、塗装が色褪せてくるたびに塗り直して、コストがかかり続ける気がするので(苦笑)。焼き杉だと、色褪せてきてもそのまま自然にグレー化していきそうな気がする。
3月のご挨拶
初めてご覧になる方のためにも、『山猫軒日誌』の概要を何となく知っていただけるように、何か一言申し上げなければ(^-^)。ということでご挨拶いたします。たまさんと申します。どうぞよろしく!この『山猫軒日誌』は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石の山林に、ハーフビルドで自宅『山猫軒』を建築中の私が日々お伝えする、建築奮闘日誌です。KES構法という、在来とツーバイフォーの良い所取りをした木骨構造を採用しており、上棟まではプロにお願いします。その後、外壁や内装などの作業は自分たちで行うというハーフビルドで、極力コストを抑えながらマイホーム作りに挑んでいます。計画は2002年からスタートしていますが、なかなか遅々として進んでおりませんでした。しかしようやくプランも固まり、この3月から本格着工となっています。上棟もゴールデンウィーク頃までには済ませる予定。これから忙しくなります。