たまさん@山猫軒店主 のすべての投稿

カフェ山猫軒の店主です。セルフビルドした家で、手作りの南インドカレーを楽しんで頂けると嬉しいです。

1階トイレを完成させる その1

人間ドックに行ったりやなんやかやで、木曜日から作業再開。その間に阿蘇には雪が降りましたよ(@_@)。阿蘇山頂では、積雪28cmだそうですから・・・。新緑に萌える山と、雪の対比が奇妙です。1階トイレ内装を完成させる!が次の目標です。まずは換気扇用のコンセントを取り付け、ペーパーホルダーの受けを入れ、それからベーパーバリアを貼りました。この面はまだ良いのですが、トイレの後ろ側は便器を取り外さないと作業が難しいです。この面完成後には、便器を外さないとね。ここの窓枠は、米松材で作った四方枠を取り付けてみました。2階窓などは石膏ボードをまわして珪藻土塗りにしているのですが、実は珪藻土が凄く塗りにくくて仕上がりが不安なため(トイレはジッと見つめられる場所ですからねぇ^^;;)、ここは普通に木枠にしています。なぜ他は木枠にしなかったかというと、コストの問題です。使っている米松集成材は結構高くって、この枠を作るだけで5,000円程かかっちゃいます。でも石膏ボードに珪藻土だと、面倒臭いけれど1,000円はかからない・・・というわけです。四方枠は、45°カットして留め継ぎとしたものをビスケットジョイントで接合。丸ノコやトリマーを使ってサイズ調整してから、間柱とサッシ枠の間に取り付けました。留め継ぎの四方枠としては初めて作ったのですが、その割には高精度に出来て問題なく行きましたね。ところでこの米松集成材、アウトレットで安いところを見つけたため、4枚も追加購入してしまいました。4200*500*30サイズが送料込みでも9,000円程。以前はほぼ同サイズのもので30,000円でしたから(^^;;。最初からこのアウトレット品が買えたなら、全部を四方枠にしたんだけどなぁ。

タラの芽パーティー

いつものメンツで、春の風物詩「タラの芽パーティー」を開催。まずは集合後、駐車場の段から住居の段に上がるための階段作りと、崩れた薪小屋の薪を積み直し、タラの芽も摘みに。階段はちょっとワイルドな仕上がりとなりましたが(笑)、とりあえずは使えます(^^;;。ちょっと育っちゃってますが、立派なタラの芽多数。バーベキューとタラの芽天ぷらで盛り上がった後、壁の珪藻土塗り体験会や、自家製○ールの瓶詰めなども行い、結局9時頃まで騒いでました。いつも来てくれる皆さん、ありがとう。おかげさまで楽しく作業が出来ています(^^)。

1階北側居室内壁珪藻土塗り

4月第一週は、来客や誕生日(40台突入!)やなんやかんやで、作業できませんでした。遅れを取り戻そうと、下地まで仕上げた北側の部屋の仕上げをしました。まずは下地材NGUの施工なのですが、ちょうど良いタイミングで、以前から何度かお越し頂いていたIさんから「珪藻土塗りの見学をさせて欲しい」との申し出があり、それでは実際に施工して頂きましょうとなりました。下地材ならば多少いい加減な施工になっても、次の上塗りでカバーできるからという考え。ところがこの考えは甘かったのでした(笑)。Iさんのお宅はもうほぼ完成なのだそうですが、一部珪藻土で仕上げたい部分が出てきたのでとのこと。まずは私が塗りの見本をお見せし、その後Iさんに塗って頂いたのですが・・・Iさん上手!(^^;;;。私の最初の時とは比べものにならないくらい上手で、現在の私と比べてもあんまり変わらない。全然教える必要がありません(^^;;。Iさんが塗り終わった後、見本の時に緊張していてどうもイマイチなところがあったために手直しをしたところ、これがタイミングが遅くなったために表面が乾き始めており、とんでもないグチャグチャに。わたしゃ初心者ですか?といった状態となって、面目は丸つぶれでした(苦笑)。カバーすべきは自分でやった部分で、Iさんのやったところは問題なしorz。その日の夕方にはIさん宅を見せて頂きましたが、ほとんどの部分は完成しており立派な出来!色々設計からの変更はあったそうですが、当初から考えておられたパッシブソーラーの家としては、とてもよい出来だと思いました。熱効率がとてもよさそう。なによりも、完成しているという点においてだけでもうらやましくて、「朝現場を訪れたら、こびとさんが夜の間に勝手に作っていてくれないかな」と思っちゃいました。翌日以降も仕上げを黙々と。楽器置き場スペースは、パインの無垢羽目板を貼りました。アウトレット品で、価格は送料込みでも坪4000円程度と激安でした。節は多いし割れもありましたが、収納内部用としては充分(というか贅沢)。蜜蝋ワックスで表面塗装をして完成です。収納内部は、あとは天井を張って完成です。天井にかかるのはもう少し先になります。最終的に、塗りに3日間かけて珪藻土塗りは終わりました。今回も乾き始めた頃にコテ押さえをして、漆喰風のなめらかな仕上がりにしました。この「乾き始めた頃」の見計り方ですが、前回は2時間程経過時点でコテ押さえをしたところ、ちょっと早い印象でした。テカリが多く出て、またコテの跡が波打ったようになってしまった部分がありました。なので今回は、5時間程経過時点でやってみましたが、ちょっと遅かったかな?という感じもします。4時間くらいが良かったでしょうかねぇ。ま、これは今の時期の環境での目安(室温20℃くらい、湿度40%程度)ですので、環境によって時間は変わる場合もあります。塗り壁表面の様子です。斜めから射す日光に照らされて、表面のデコボコが分かりやすい状態ですが、ほとんど鏝ムラがない(半乾きなので色ムラは出ています)ことがお分かりいただけると思います(^o^)。Iさんの前では面目丸つぶれでしたが、まあこのくらいは、やる気を出してかつ緊張していなければ出来ます(笑)。さて北側居室が終わったので、床を養生してからここに資材を動かして、西側内壁にとりかかれたらなと思ってます。西側はまだ全然手付かずです(^^;;。でも洗面所もしなきゃだし、2階の珪藻土塗りは手付かずだし、1階トイレもしなくちゃ・・・やることはいくらでもありますねぇ。でも15日はタラの芽パーティーで飲んだくれるので、また進まないことでしょう(爆)。

1階北側居室内壁

フローリングを貼ってきました、1階北側の居室(元和室)。フローリングが終わったので、今度は外壁にあたる壁のベーパーバリア貼りと、間仕切り壁の防音のために断熱材入れをしました。黒いテープでビニールを貼り付けてあるのが、外壁に当たる部分です。壁内部の温度差により結露が起きることを防ぐため、湿気の浸入を押さえるためのベーパーバリアを貼ります。対して間仕切り壁は温度差が生じにくいので、ベーパーバリアは省略します。断熱のためではなく、純粋に防音のための措置です。右側の壁の向こう側はトイレなので。1枚目の写真右手側は押入・収納で、右写真右手側は押入に当たり、仕上げに杉の無垢板を張りました。布団から出る湿気を少しでも吸ってもらおうと考えてのことです。1番上はまだ張ってありませんが、天井が張れてからそれにあわせて張ります。左側のまだボード剥き出しで張れていない部分は、天井と同じスプルース材を張ろうかと考えています。ここには楽器や楽譜を入れることになります。ウチは夫婦で楽器(ホルン)をやっているもので、楽器が6台程あり(笑)意外と場所を取るんです。和室にするはずだった時点では楽器の置き場が無く、どうしようか迷っておりましたが、洋室にしてしまったので楽器置き場はここに収まりました。怪我の功名と言いましょうか(^^;;。当初照明を付ける予定はなく、配線も来ていなかったのですが、近くのコンセントから拝借して配線できました。下屋(北側にかかっている屋根)の下は外気に面しているので、同様にベーパーバリアを貼り、かつ強度を考えて石膏ボードを張りました。その上から仕上げのスプルース材無垢羽目板を張ります。接着剤と釘を併用して貼っていきます。天井を見上げながら反っくり返っての作業(イナバウアー・・・)なので、結構しんどいです。腹筋が鍛えられて、ここのところ建築開始前に近い状態に戻ってしまった体重が、ちょっとだけ減りました(^^;;。貼れました。端に来て金槌が振るえず、実(さね)に釘を打てない場合は(実に打つと次の板を重ねたときに釘は隠れる)、隠し釘を使います。頭が後で飛ばせるように(頭の部分だけ折れるように加工されている)なっているので、接着剤と併用して仮留め→接着後に頭を飛ばして釘はほとんど見えなくなる、というものです。天井板や壁板を貼る場合に、隠し釘は多用しています。1枚目の写真の状態から、全ての石膏ボードを張った状態です。右手収納は、あとで扉(上吊り引戸)がつきます。今までは視線を遮るものが無く、玄関まで見通せたのですが、こうやって間仕切りが出現すると「狭~い!」と思ってしまいます(^^;;。一応これでも6畳はあるんですけどね。ボード張りまで行ったので、あとは珪藻土を塗って完成です。完成したら床養生をしてから荷物を全部ここに移動して、手付かずの西側の壁に取り掛かります。

壁塗りはさらに上達・1階北側フローリング貼り

先日のバーベキュー後に、空楽さんのblogで指摘を受けた、アンバランスな壁(笑)。仕上げ塗りまでやりましたよ。まだスイッチプレートは付いてないですけどね。真っ白な粉末状の珪藻土(日本ケイソウド建材のエコクィーン)を使い、攪拌機で練ってから塗っているのですが、最初の頃は全く平らに塗ることが出来ず、デコボコしまくりで大変でした。練り加減も分かっていなかったし、なによりもコテの扱いが下手でしたね。最後は結局サンダーかけて誤魔化したりして・・・。でも場数を踏む事に上達してきて、前回はかなり平滑に塗れるようになりました。それでもこの時は「塗りっぱなし」仕上げというヤツで、塗った後の表面は触ってみるとややざらざらした感じになっています。今回は、今までは試していなかった「しっくい風磨き仕上げ」にチャレンジ。塗り後、表面の水分が引いてきた頃に、プラスチックの仕上げゴテで表面を磨き仕上げました。このタイミングを計るのが、慣れない内は難しかったので、今まで出来なかったんです。これでやや残っていた細かなコテ跡もすっかりと消え、触れてみても艶やかな表面の仕上がりとなりました。ただ、ボード継ぎ目の処理がもう一つだったので、若干継ぎ目が分かってしまいますが・・・玉に瑕。段々上達していくと言うことは、壁によって仕上がり具合が違うと言うことでもありますが(笑)、まぁそこが味と言うことで・・・。他の作業は、1階北側、本来和室にする予定だった場所の床貼りです。廊下のレベルよりも1段上げて和室にするつもりだったのですが、作業に手間がかかりそうなのと、畳を買うとコストアップになるし、ワンフロアーでフローリング貼りの方が広くて使い勝手がイイかも・・・と思い直してこうなりました。当初「畳の上でゴロゴロするスペースが欲しいな、畳の下に収納があると収納力アップになるな」と思っていたのですが、生活しながら作っていると、ゴロゴロするのは結局のところ冬場の薪ストーブの前だけでだし、収納力は意外と問題がないことに気付いたので。ここらへんがセルフビルドの良いところですね、住みながら作れる(^^)。ただ予定外だったのは、フローリング材が足らないと思って追加発注したのが、実際はどうも必要なかったこと。新規注文分がそっくり3坪分程余ってしまいました(^^;;。作業は3日間でほとんど完成しましたが、あとちょっとだけ残ってます。床が貼れたら、壁まで仕上げてしまって、建材をこの場所に移動してしまおうと思います。移動すると、手つかずの西側の壁も出来るようになるので。