今日は、地鎮祭の日から数えると2周年です。そう、2年前の2005年3月15日に地鎮祭を執り行い、山猫軒造りはスタートしました。早いもんで、もう2年という月日が流れてしまいましたよ・・・(^^;;。ということで、2周年を記念して、お世話になっている空楽の皆さんをお招きし、バーベキューを行いました。お出で頂いたのは、総勢7名様。初めてお見えになる方もいらしたし、時々来ている方、2年ぶりくらいの方など、それぞれ素人大工の仕事を見て、思うところがあったようです(^^;;。バーベキューコンロには、W氏が持ってきたうずらのお狩り場焼も乗ってます。私たち夫婦と同じように「のんべぇ」の多い空楽ですから(笑)、とても楽しく過ごすことが出来ました。ただ、多く仕事を抱えていらっしゃる皆さんなので、あまり長い時間出来なかったのは残念でしたけど。次は完成後に!朝まで呑みましょうかね(笑)。どうもありがとうございました。
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ドア塗装完了・トイレもついた
ドアの錠前は交換してもらいました。シルバー色なので、より雰囲気はマッチしたと思います。この錠前も以前のものと同じMIWAの商品ですが、実際はKABAのシリンダー錠でした。KABAは定評のあるメーカーですし、ピッキング対策は問題ないでしょう。でも木製ドアですから、ドリルで穴を空けられたらおしまいですけどね(苦笑)。枠と同じ塗料(In Wood)で塗装をし、明り取り窓の中に山猫軒のマークを象った板を入れ込みました。取っ手は艶消しクリアーのニスを塗って完成です。イメージどおりのドアになりました。イイ感じです。断熱材が入っているわけでもないですし、高気密・高断熱向けではなく隙間風も多少入ってきますが、既製品の味気ない(最近は素敵な商品も増えてきましたが・・・)ものに比べて、思い通りのデザインに作ってもらえる造作建具は素敵です。山猫軒マークのアップです。同じ塗料で塗装をした後、前面のクリアーポリカと背面のスモークポリカの間に挟み込みました。背面からネジと接着剤で留めたのですが、やはり少し仕上がりが不満ですので(ネジが見えるし、どうしても接着剤の跡が透けて見える)裏面にも同じ形に加工した板を貼ろうかとおもいます。背面から見た場合の汚さは置いておいて、表から見ると凄く綺麗な感じです。でも、「ナンやこのマークは?!」と思われそう?(^^;;室内のボード張りも進んでいます。ともさんが頑張ってここまで仕上げてくれました。ボードはカッターで切るのですが、ノコを使うよりラクとは言え、綺麗にバリを落とさないと上手くはまらなかったり割れたりします。石膏ボードっちゅうヤツは、扱いが悪いと角が欠けたり割れたりしますし、何しろ重い(12.5mm厚2430mm*910mmサイズを使用しているせいが大きい)ので大変です。ビス打ちも、当たり前なのですが教科書どおりに端部100mm間隔、中心部150mm間隔で打っていきますので、相当な本数を打つことになります。楽そうでいて意外としんどいのがボード張りと言えるでしょうか。ともさんがボードを張っている間、私は2階トイレの天井を張り、トイレを取り付けました。ツーバイ材で作った天井の枠に、まずは上側に床板となる杉板を取り付けました。いわゆる屋根裏のような感じになりますが、ここは収納スペースとして活用します。上側の板が張れたら、下側から石膏ボードを張り、さらに重ねてスプルース材を張り付けました。天井の端部は米松集成材を切り出した周り縁を取付けて完成です。トイレはすでに2年近く前には購入してあったものですが、ようやく陽の目を見ました(苦笑)。取り付けは、排水給水管を設備屋さんにすでに取り付けてもらっていたため、とっても簡単でした。2個所目のトイレが確保できたので、1階トイレ周りの仕上げをするために、一旦1階のトイレは取り外して壁塗りなどの作業することになります。
玄関扉取り付け その1
先月取り付けるはずだった玄関扉なのですが、寒波の到来で建具屋さんがウチまで登ってくることが出来ず(苦笑)、それからうやむやに工事日が伸びて今日となってしまいました。ところが今日はまた凄い冷え込み。数日前まで20℃以上あったのに、今日は最低気温がマイナス4.4℃、最高気温でも3℃くらいでした。なんでまた、建具屋さんが来る日に限ってそんな(笑)。それでも道は凍っていなかったので、建具屋さんはお出でになりました。待ちに待った玄関扉の登場です。表面材はウェスタンレッドシーダーの無節柾目材。綺麗です。明かり取りの窓にはポリカーボネートを使用してあり、中に山猫軒のトレードマーク、猫の形を象った無垢板が入れ込んであります。まずは枠に合わせてみて、寸法を確認します。以前に採寸済みですから、基本的にはバッチリ。細かな部分を追い込んで加工していきます。上下のカットは丸ノコを使い、左右の調整はカンナを使ってました。カンナの扱いはさすがプロ、綺麗な削り節状にカンナ屑が出来てました。私はカンナの扱いが苦手なので、それだけで尊敬しました。寸法調整が上手く行ったら、枠に取り付けます。立派なステンレス製蝶番を3つ使用していました。重量バランスの関係か、真ん中の蝶番はやや上寄りに取り付けてあるのがミソのようです。蝶番の取り付け方が上手く行かないと、扉が斜めに傾いたりします。そこで取り付け後にも調整の効く調整式の蝶番なども市販されているのですが、そこは慣れた手つきと精度の高い加工で、調整機構のない蝶番ながら、一発でピタリと収まっていました。さすがです。取り付けが上手く行ったら、今度は室内側の枠に戸当たりを付けます。材は扉と同じくレッドシーダー。枠とツラが合うように、確認しながら戸当たりを付けます。今回はビスで取り付けていました。本来は溝を掘って収めたりするようなのですが、私が溝を掘っていなかったので(^^;;突き付けです。戸当たりには隙間風防止用の起毛シール(?)が貼られ、気密性も高くなっています。取っ手の取り付け。取っ手の材料はタモの無垢材。ステンレス製の金具を使って取り付けます。アイアンも良いなと思いましたが、冬はちょっと冷たいかなと。無垢の木の外壁ですから、取っ手も無垢の木にしました。握った感じも上々で、とても気持ちが良いです。
玄関扉取り付け その2
続いては錠前(ケース錠)の取り付け。実はこれに一番興味がありました。写真のように、木口側から規定の深さ分彫り込んでいかなければならないのですが、トリマーを使うと彫り込み深さが足らないのです。ですのでどうやって彫り込むのだろうと思っていたのですが、私も以前引戸でやったように、ドリルで彫り込んでました。ただプロの違うところは、実際に掘り始めるまでの準備。スコヤを使って彫り込み部分をしっかりとケガキし、ドリルで掘る部分にもガイド穴を空けてズレが出ないようにしていました。私ゃいつもいきなりドリルを当てていたので、どうしてもズレていたんですね。テクニックと言うよりも、用意周到さが重要のようです。ドリルで掘った後は、さらにノミを使って綺麗に加工していきます。やはりノミの扱いもさすがプロ。見事なものでした。私も100円ショップのノミから卒業すべきかな(爆)。同じ作業を何度もこなしているため、目分量で彫り込み深さも分かるらしいです。これまたさすがです。加工が終わってケース錠を取り付けましたが、ピッタリでした。錠前が収まるストライクを、枠側に取り付けます。これまたドリルのノミを使って加工。周囲に傷を付けたりしないように、養生も万全です。さあ、ここまで来たらあと一息。錠前がストライクにしっかりと収まることを確認したら、ドアクローザーを取り付けて完了です。お疲れ様でした。枠との隙間の空き方も均等に、見事綺麗に収まりました。塗装がまだ出来ていないので、明日には枠と同じ塗料で塗装します。山猫軒マークがまだ斜めです(笑)。これまた取り外して塗装をした後に、しっかりと中心に収めます。あと、実は錠前がお願いしていたものと違ったため、後日取り替えになる予定です。黒色からステンレスの銀色へ変更、鍵もさらに対ピッキング性が高いシリンダー錠のものになるとのこと。北側全景写真。これで外観は一応の完成です。細かい塗装やコーキングがまだなところはありますが、基本的には外観は終わり。いや時間がかかりました(苦笑)。玄関から出入りが出来るようになると、とても良い気分です(笑)。また本物の玄関扉が付くと、さらに室内が暖かくなりました。今日のように寒い日にはありがたかったです。あとは内装だけだ!早く完成させたい~!
アブね~~~!
前回、南阿蘇村での山火事のことを書きましたが、まあこの時期に山に火を放つのは「野焼き」という阿蘇恒例の行事で慣れていることもあり(「日本の自然の状態では酷寒地を除き、草原は森林へと遷移する。野焼きを行うことで、この遷移が止まり、草地のままに維持される。また、有機物の蓄積を減らし、無機塩類とすることで新たに出る若草のための肥料とする効果がある。また、害虫を焼き殺す効果もあるものと考えられてきた。古くから、日本人は、野山を草地として継続的に利用するために、野焼きを行ってきた。」Wikipediaより引用)、「まあプレ野焼きだし(笑)」と冗談で誤魔化してきましたが(イヤ、本当は冗談じゃすまないです)、今日は本当の野焼きの日。朝からそこかしこで煙が上がっておりましたが、ウチのすぐ近くでも野焼きが始まりました。ところがなんか雲行きがアヤシイ?空が赤く染まってきて、「ん?もう夕方か?」と思って外を見たところ、当たりは凄い煙。ウチから林ひとつ隔てた向こう側はキャンプ場なのですが、そこで野焼きしているようなのです。距離としては100m無いくらい。2階から見ると、炎が上がっているのも見えます。音も凄い。パチパチくらいじゃなく、ゴーゴー言ってます(^^;;。煙の後は凄い量の灰と化した雑草が舞ってきて、屋根も真っ黒。ちょっと、ちょっとちょっと(笑)。今日は乾燥注意報が出ている上に風が強く、ちょっとヤバイんじゃ?という雰囲気でしたが、ボランティアの方に頼っている野焼き(地元農業従事者の方だけでは人手が足らない)は、やはり日曜日から動かしては成り立たないようで、どうも強行されてしまったような感じでした。消防車のサイレン音やヘリコプターの飛来音も多く聞こえ、「大変そうだなあ」とは感じていたのですが、後でニュースや新聞を見てびっくり!やっぱりいろんな場所に飛び火・炎上していたらしく、このウチの隣のキャンプ場でもキャンプ場の施設が燃えたりしたらしいのです(汗)。オイオイ、マヂでヤバかったんじゃねぇか!!いや、完成前に炎上しないでヨカッタ(^^;;