建て方第一日~その1

いよいよ建て方初日を迎えました。計画を開始してから、すでに3年あまり。感慨深いものがあります。当初の計画からすると、随分様変わりした部分もありますが、なにはともあれこの記念すべき日を楽しむことにします。幸い、良すぎるくらいの好天に恵まれました。熊本市内では30℃近くまで気温が上がったそうで、南阿蘇もかなり暑かったです。岡山のプレカット工場から、4tトラック4台に分乗して、KESの部材がやってきました。もっと大きなコンテナ車で台数を減らすことも出来ましたが、そうなると私道が狭くてコンテナ車は進入できないため、荷下ろしをずっと下の公道でせねばならず、ユニック車と人手と体力が要ります。もろもろの手間を考えると、少々コストアップでも4tトラックとクレーン車による荷下ろしがベターと思い(楽できるとも言う)選択しました。今日来て頂いた大工さんは3人。それにクレーン車が1台、各4tトラックの運転手さんが荷下ろしを手伝ってくれました。もちろん、私も邪魔をしない程度にお手伝い。空楽K氏も手伝ってくれました。クレーン車があると、そりゃどんどん捗ります。一番時間を食うのは、部材にロープをかける時と、使いやすい順番を考えて、各荷物の置き場を決めるときでしょうか。トラックの運転手さんは、プレカット工場の近隣の岡山、山口あたりから来てくれていましたが、ちょうど関西方面に行っていた帰りという熊本の運転手の方がいて、この方にもの凄く働いて頂きました。改めて感謝!です。部材を降ろしている間、基礎のアンカーボルトにKESの柱用コネクタを緊結しました。高圧電線の鉄塔などに使用される非常に丈夫なメッキ、これと同等以上のメッキを施されているために錆びにくく、基礎に直接緊結されるために、引き抜き強度はホールダウン金物の2.5倍というコネクタです。私もボルト締めさせて頂きました。強さが実感できました。このコネクタに直接、柱が建てられます。普通は土台に柱が乗っかり、ホールダウン金物で引き抜きに耐えるようにするのですが、KESは柱も土台も、直接基礎に緊結されています。大工さんたちは、土台の穴開け作業中です。一人が現場合わせでアンカーボルトの位置を土台に墨付けして、もう一人がドリルで穴を開けます。仕事早いです。土台にコネクタが付いていますね。これらは、根太を受けるコネクタと、主要構造に関係のない柱が取付けられるコネクタです。前述のように、構造を支える重要な柱は、土台にではなく、基礎に直接緊結されています。土台の樹種は、シロアリなどに強い、米ヒバ集成材です。土台などのすべての部材には、位置を表す記号がふってあります。それを参照しながら、正しい場所に土台を仮置きしてから、作業は行われています。手前にも奥にも、今回運び込まれた部材が積み上げられていますね。もの凄い量です。ツーバイ材をのぞけば、すべての材料は集成材となっています。無垢の大柱や梁にも憧れますが、KESにはそれは望めません。強度と見栄えのトレードオフですが、私は集成材でもあまり気にならないので。真壁作りで現わしになる柱は、積層面が表に出てこないように考えて、向きを決めて頂いているようですから、ぱっと見では集成材だとは分からないかもしれません。よくみるとジョイント部が見えるんですけどね。似たような木目が隣り合うようにしてあるのか、そんなに極端に目立ちはしません。コネクタで結合する関係上、どうしても金属コネクタが見えてしまうところもありますが、出来るだけ見えにくいように施工してあげればいいかなと考えてます。

「建て方第一日~その1」への4件のフィードバック

  1. ありがとうございます。昨日は帰ってきてから祝杯を上げたので、更新できませんでした。今から更新始めます(^^;;。

  2. いよいよ始まりましたね~!筋肉痛はまだ大丈夫ですか?(笑)今日は雨降りみたいですね。作業はお休みかなぁ?体も充分休めて、次の工程も頑張って下さいね。

  3. おはようございます。やっと一昨日分の更新が終わりました。筋肉痛は大丈夫です。あんまり重いものは持たずにすみました。やっぱりクレーン車は偉大です。重機フェチのpinpinさんに、その雄姿を見せてあげたかった(笑)。今日は雨模様なので、買い出しに行く程度で休みます。でもその前に、昨日の分の更新しないと!

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